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2011.05.28

週刊ブックレビュー 児玉清 本と歩いた18年。

今日(5月28日放送分)から、早朝6時30分からの放送となったらしい。

うっかり見落とすところだった。

僕の人生、寝ても覚めても欠かさなかったのは、本を読むことだった。

本は、何物にも替えがたい貴重な宝であり、本は僕にとって命に次いで大事なもの

今回は、最新の週刊文春6月2日号「生涯で本当に愛した黄金の50冊」と併せて味わいたい。

あの特集の中に、たった1冊、自分が読んだ本とおなじものがあった。重松清の「その日のまえに」だ。感想を言いながら児玉さんは泣いたそうだ。おそらく亡くなった娘さんを作品に重ねてのことだろう。

自分も、本を読んで泣いたのはあの作品が初めてであった。ところでご自宅には2万冊!もの蔵書があり、冗談抜きに家が傾きそうになったというエピソードがあった。こうなると単なる趣味を通り越したすごさがある。

中江有里さんは5年間アシスタントを担当。「情熱的、紳士的なんですけど、鋭い所は鋭く、引くところは引くし。児玉さんの熱みたいなものがスタジオいっぱいに広がり、ゲストも刺激を受けて心を開いてお話をされる。そういう奇跡のような瞬間を何度も見させていただきました。作家さんのことは、物語を作る神様だと言っていました」
※関連記事 徹子の部屋 中江有里 2013.2.27
後にも書いていますが、中江さんと児玉さんがかぶった本は
東野圭吾「さまよう刃」です。

藤沢周さんは「児玉さんは、好きな作家の前だと、仕事を忘れてしまう。また、よくメモる方だった。穏やかな語り口で、結構怖いことを突いてきた」締め切りに追われ、殆ど寝ないまま地方の公開録画へ行ったことも。で、おふたりとも「実際に会うまでは怖い方だと思ってた」   

18年間のゲストの中には、岸田今日子氏、井上ひさし氏のように(←井上流読書術も披露。ダイジェスト版のように読んでいく、というのがすごい。)既に鬼籍に入られた方もいる。

が、あまりテレビに登場しない方の肉声が聞けたり(→宮部みゆき氏、綿矢りさ氏のようにかわいらしい声の方もいる。)、実に貴重な番組だと改めて思う。

また、FMなどラジオでも楽しめるのではないかと思った次第。ジェフリー・ディーヴァーや、マイケル・クライトン、シドニィ・シェルダン、アーサー・ヘイリーを登場させたのも素晴らしい業績。特にシドニィ・シェルダンを訪ねてロサンゼルスへ行った回は印象深い。移動図書館の様な愉しみを持った番組。

「陽炎ノ辻」佐伯泰英著 には「読んだらやめられない。随分友達にも紹介しました。(居眠り磐音については)読みだしたら次から次へと気持ちを誘われて、ですね、とにかく食いつかれた。人物がいい。居眠り剣法、縁側で日向ぼっこしている猫みたいに、ほんとにやんわりと構えられるんだけど、実は無類の剣の強さを持っている。おこんさんて、本当に素晴らしい女性なんだけど、どうして結婚しないのかってね、いいんだ、そそられるんだ」浅田次郎氏の回も印象深い(参照)

ああっ!7年前には福津市にも(当時は福岡県福間町)いらしてるんですね。いや、これって、休日の朝の放送でしょ、坊主の野球云々で出事が多くて、録画自体忘れることも多くあり。卒団したらリアルタイムで見られるんだけどね。ちなみに当時のゲストは伊集院静氏。作品は「ぼくのボールが君に届けば」

要望といってはアレなんですが、谷村志穂氏と対談した「BS ベスト オブ ベスト」って、再放送してくれないかなぁ。面白いやりとりですよね。さわりしか放送されなかったけど。「普段自分では決して読まないであろう本を(書評の時に)持ってくる」「合評が怖い」・・・

放送を見る限りじゃ、谷村氏が勧めた村上春樹編訳「バースディ・ストーリーズ」がその時のゲスト(佐高信、逢坂剛両氏)に最も酷評された本の様な。

他にもあるでしょうが。とにかく、どの方も、感想の伝え方がうまい。

表現のプロだから「我々はあまり好きじゃないんだけど、これこれこうこうのところが面白いんですよ」とフォローも忘れない。

番組HPはこちら。これからも、戸田菜穂さんやら、意表をついた方々がさまざまな本を勧めにやってくる。児玉さんがそこに居ないのは寂しいが、ずっと続けていてほしい番組のひとつ。

最後の出演は古書店の店主役。でもポーズがアタックチャーンス!なんだよね。

3月5日がブックレビュー最後の出演。

本を読む喜びをともに分かち合える「週刊ブックレビュー」を、これからも宜しくお願いします。

追記:5月30日放送「ラジオビタミン」でも、「読みだしたら止まらない」特集が。2月22日放送分を流しています。白内障の手術もされたとか。

週刊文春:生涯で本当に愛した「黄金の50冊」(6月2日号)より一部抜粋

シュテファン・ツヴァイク「人類の星の時間」みすず書房

レイモン・ラディゲ「肉体の悪魔」新潮文庫

サマセット・モーム「月と六ペンス」岩波文庫

アレクサンドル・デュマ「モンテクリスト伯」岩波文庫

ジェフリー・ディーヴァー「ボーン・コレクター」文春文庫

イアン・フレミング「わたしを愛したスパイ」ハヤカワミステリ文庫

スティーヴン・キング「小説作法」アーティストハウス

マイクル・コナリー「ナイトホークス」扶桑社ミステリー

フレデリック・フォーサイス「ジャッカルの日」角川文庫

ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」角川文庫

山本周五郎「天地静大」新潮文庫

北原亞以子「深川澪通り木戸番小屋」講談社文庫

宮部みゆき「孤宿の人」新潮文庫

竹田真砂子「あとより恋の責めくれば」集英社

東野圭吾「さまよう刃」→中江有里さんと推薦が被ったため、児玉さんが引っ込めたそうです。角川文庫 

角田光代「八日目の蝉」中公文庫

夢枕獏「神々の山嶽」集英社文庫

大沢在昌「新宿鮫」シリーズ光文社文庫

津本陽「本能寺の変」講談社文庫

追記:2012.1.28

週刊新潮2月2日号を読んでおりましたら

文芸評論家・縄田一男さんの「天国の児玉さんが泣いている」

記事があり、

3月をもって「週刊ブックレビュー」が終了すると書かれてありました。

やはり児玉清さんありきの番組だったということでしょうか。

理由はそれしか思いつかない。

だったら「アタック25」はどうなるの。

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追記 2012.3.17

はてブにもコメントしましたが、今日を以て最終回でした。

気がついたときには7時でした。

番組後半はゲストの総集編。時折映る児玉さんに涙が出たりして。

時間帯の移動、亡き後のメンバーを再考し、復活を。

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