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2013.11.16

サワコの朝 渡辺貞夫

私は若いころ
なんでこの人はこんなに心から楽しそうに演奏してらっしゃるのかと
憧れた方です。20代のころちょくちょくライブを見に行ってました(阿川佐和子)

マンデラ大統領の自宅に招かれたことも。
80歳になっても年間50ステージ。

●記憶の中できらめく曲
チャーリー・マリアーノ  : Adadio


僕が一番影響受けたんですけれども、10歳年上なんですよね。
追いつけないんですよ。
たまんないすよね。とにかく全部好きなんですよね。
たどりつけない。まだ楽器だって一丁前に吹けませんし。
納得行ってない。なんの世界でもそうでしょうけど。
少年時代にビング・クロスビーの映画を。
少年が黒人たちに混じってひとりで演奏するのにあこがれて
欲しくて欲しくて宇都宮の楽器店に行った。
しつこくおねだりして。3千円だったんですが。
ボディーがドイツで、モデルはアメリカ、マウスピースが日本製みたいな
そこらへんつなぎ合わしたひどいやつだったんですが
楽器のない時代ですからね。

お父様は琵琶奏者?

だから楽器に触れられたんだと思うんですよ。
クラリネットは高校時代、16才ぐらいから始まりました。
宇都宮のダンスホールから始まって進駐軍、温泉街のホテルで
ピアノやったりダンスミュージックやったり。
独学というか、始めた当時はダンスホールで
僕が吹くと「あの坊やが吹くと踊りづらいからやめさしてくれ」って。
クラリネット買ってもらって3カ月か、半年してなかったと思うんですよ。
楽器も音楽用かほとんど分かんないのに
見た目、ステージの上の。
楽器持ってるのが居るとそれだけでちょっとステージが華やぐというか。
だから人数合わせみたいな。とにかく夢中でしたね。

音楽の勉強してませんから
ただ好きでやってるだけで。プロになれるとは思ってませんでしたし。
アルトサックスはそのあとまたねだって買ってもらいました。
どうしても音楽好きなんで。自分高校出た時に
「1年間だけ好きなコトさしてくれ」。それで飛び出しちゃったんですが。
兄が戦地から帰って来て家業継ぎましたんで。
じゃあ(好きなことして)大丈夫だ、と。
上京してからも仕事はずっとしてました。東京駅の乗車口に行くんです。
そこに夕方ミュージシャンがたくさん集まってきまして。
マネージャーが来て
「はいクラリネット、そっちトランペット」って即席バンドが出来上がる。
幌のトラックに乗って、立川とかベースキャンプとか。で、演奏する。
お客さんはG.Iとか。あの当時戦後ですから結構ケンカが始まるんですよ。
殴り合いが。「Perdido」って曲があるんですが(←デューク・エリントン楽団)
それをみんなでわーっと(やる)そんなことやってました。

1962年、29歳の時の転機
妻子を残し、バークリー音楽院に留学。
ジャズを志した奴はみな来ていた。日本人は僕一人。
音楽学校は少年時代からの夢じゃないですか。こんな嬉しいことはなかった。
アメリカに行くまではマイルス・デイビスを真似したり
どうしてこんなフレーズが出てくるのかわからなかった。
でもバークリーに行って、合理的に教えてくれるんで目からうろこというか
2年半で仕事があって、アメリカのロードに出ていた。

65年、32歳で帰国。
最初は15人ぐらいに教えていた。80人ぐらいのジャズミュージシャンが
うちに来てましたね。例えば小林亜星さんなんかも。
みんな嬉しがってね、そういう時代だったんですよ。知らない人もいる。
最終的には家内が、土鍋とか大きい鍋持って来て。
「今日の食事は何ですか」ワイフの食事をみんな楽しみにしてる。

作曲を特に教わったわけじゃないから、曲を書こうとしても行き詰まる。
で、ナイロビのラジオ局に行き、ローカルのディスコバンドですよね。
そこにテナープレイヤーが一人いまして
楽器を見たらボコボコにへっ込んでて。とにかく酷い演奏してる。
非常にうれしそうな顔して吹いてるんですよ。楽器が好きというか。
気分的に楽になりましたね。

日本のジャズのレベル。
うまいプレーヤーはいっぱいいます。技術的には追いつかない。
ぐっと来るものがほしい。レコーディングする時に刺激がほしいから
どうしてもアメリカのミュージシャン、ニューヨークにいる連中とかに
なっちゃうんですけどね。
ジャズは自分のメッセージですから、感じたままに
でも今でも駄目ですけど。
昔の楽器よりも今のほうがずっと慎重にやってますね。
鳴りが悪いっていうか。
楽に音を出そうと思うとマイクロホンからPA装置から何から
いろんなアクセサリで出すことはできる。
だけど、楽すると楽な音しか出ない。
クラブ、どうしてもマイクなんか使わない。だいたい100人前後のところは。
10日から2週間ぐらいの旅は毎月やってんですけど
それが一番うれしいというか
コンサートホールですと、やっぱしステージと観客が離れてるじゃないですか
壁があるんですよね。

※今回のBILLIE、気づいた時には売り切れていた


関連記事
NHK YAMAGUTIC 渡辺貞夫 音楽の履歴書 記事参照
渡辺貞夫グループ2013 in 下関 第15回 ファミリーコンサート 記事参照

練習は1日2~3時間。あとは犬の散歩。今日もすでに3回やりましたけど。
1時間ぐらい。公園とか歩道の手すりにつかまって屈伸運動10分。
気分的に違います。
具合の悪いとこはないんですけど、おしっこ近い(笑)

今心に響く曲
アントニオ・カルロス・ジョビン「Por Toda A Minha Vida」
私の愛をあなたへ、というんですが。

ををっ、生演奏だ。
幸せな気分だ。音の決め手はリード。


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