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2014.02.17

【抜粋】BS朝日 ザ・インタビュー 井上陽水×吉永みち子

●曲作り、
吉永:「傘がない」前半は社会性が出てて、後半は「ん?こういうこと?」
    すっと違う方向に行ってしまってるような。
陽水:そういうのあるかもしれない。そういう風に思っていただけるなら
    そうしとこうかと。社会性が出てきたんですね(笑)
    しゃべってることとか、昔書いたこと、楽曲もそうだけど
    「曲を聴いてください、そこに本当の僕がいますから」
    ・・・そういう風に言える状態じゃないですよ。
   締め切りに迫られてあることないこと書いてる。
   こうやって夜丘に登って、君の髪が少し・・とか
   そんなことあるわけないじゃん。
   明日レコーディングだってのにね、曲ができてない、
   何も浮かばない時があるんですよ。いやどうすんのかねぇって(笑)
   行かないってことはできない。
   スタジオで「陽水さん今日はどんな曲を?」
   「うん、ビートルズの曲のカバーを」(笑)
   書けないと落ち込むような鋭敏な精神状態じゃないんですよ。
   もっとぼわ~んとしてて。
  「ちゃんとやってんのぉ?」「やってない」
  言葉は出ないね。苦し紛れが多い。そうやって見ていただけると
  分かっていただけるかと。

孫のこと、夢。
吉永:お孫さんとかに関心ありません?
陽水:時々卓球しに行こうよって。なかなかですよ。エネルギーが・・
   あんまりおつきあいしてると。
吉永:65歳でしょ。これから先のことって、考えません?
陽水:叶わぬ夢ですがね。映画に、参加したい。
吉永:映画作りたい?
陽水:参加っていうか。そういうこともやりたいなあと。
吉永:ほんとに久しぶり(15年ぶり)こんな形でお目にかかるとは。
   妙なところで妙な形で。お断りされるんじゃないかと。
陽水:なにをおっしゃいますやら(笑)
吉永:今も階段の足音を聴きながらドキドキ・・
   今年はデビュー・・65周年ってことはないか。ごめんなさい。
   生誕66周年。
陽水:45周年でもありますし。多少話題になったアルバムが。
   何か頼みましょうかね。椅子とかお茶は大事です(笑)
   世界は広い。広い中でも日本はちっちゃい。
   ちっちゃい中に政治経済文化いろいろありまして
   その中に芸能ってちっちゃいのがありまして、その中の出来事なんで
   わいわいわいわい言うのも・・お気遣いありがとうございます。
   もちろんあれでしょ?吉永さんは僕より若年ですよね。
吉永:多少。
陽水:失礼しました。
吉永:1学年上なんですよ。郷土愛ってあります?
陽水:うん。一般論として、僕もあ、そうだなと思えるところがあって。
    福岡県人は、なんかね、郷土を自慢する傾向があるなってのは
    確かにあるなあ。
吉永:博多ってのと、北九州は、違う?
陽水:違いますよ。北九州は炭鉱、八幡製鉄が以前あって「花と竜」
    言葉が強い。「なしか、きさん、どげんしよったか!」とか。
    ドイツ系なんですね。
    博多は商人の町、朝鮮半島と交流があって、ある種洗練がある。
    「まぁあんた、なんしよんしゃったと?」と。幾分フランス語になるんですね。
    ドイツ系とフランス系がフランスにはあってね。
    きたないんですよドイツ系は
●憂いを帯びた少年時代
陽水:にぎやかで明るい少年だったと自分では思ってるんです。
    その証拠に、近所に顔見知りの八百屋さんがありまして。
    家族に「挨拶は笑顔でしないとね」って言われてたから
    そこ通るときに「おはようございま~す、行ってきまぁす」
    「まぁ陽水(あきみ)ちゃんほんとにご挨拶が明るくいいわね」
   じゃ、暗い少年じゃなかったんやって。
   でも16,7,8になると、翳ってるものが美しいんじゃないかって。
   高校時代に新しい価値観になったんで「愁いの年表」を作った。
   現状に満足してるわけじゃありません。
●生まれた時から英才教育?
陽水:本とかに書かれてること、全て真実だと思わないでいただきたい。
   口から出まかせだから気をつけないと。
   読み書きそろばん、時々英語・・勘弁してよって。
吉永:あの田川でよ、読み書きそろばんとか書道に行くってのは
    そんなにないよね?
陽水:そうかなあ・・八百屋とか大工の子とかいましたけど。
   僕が3つだから多かったかも。特別なことじゃなかった。

●井上陽水の原点
吉永:町内会のバス旅行で歌って、オバさんたちに褒められたって。
陽水:当時はカラオケなどありませんから。バスの中のマイク回し て   
    これこれ石の~地蔵さん♪西へいくのはこっちかえ♪
   (←美空ひばり「花笠道中」)この歌歌ったような気がして。
   喝采を浴びたんですね。他に褒められることはないから。

   音楽の授業で騒いでたら、つきもりとみこ先生が
   「何騒いでんの?罰として歌いなさい」って。
   「今は山中今は浜・・」って歌ってたら、つきもりとみこ先生が
   「井上君うまいわね」って。コンクールに出たかどうか定かじゃないけど。
   歌を歌うことは、辱めを受けることなんだと。
   心の中では「そんな恥ずかしいことはできません」
   今でも辱めを受けながら歌ってる。
   恥ずかしいことはできません。
吉永:それでサングラスをかけちゃう?
陽水:そうですね。40年間で2.3回、かけずに歌ったことはあるけど。
    サングラスなしでギター持って出ると「んん?まじ?」
    なしで記念写真撮ると、誰と撮ってるのか分かんない。




●曲「リバーサイドホテル」
吉永:「誰も知らない夜明けが明ける」夜明けが明けるってどうよ?
陽水:そこは気付かなかったな。
    リバーサイドって川沿いに決まってるじゃんって、
    漫才のツッコミみたいなことを言われたりしますが。
吉永:あたしが書いたら編集者に絶対言われる。
陽水:助詞的に考えてダブってるからNGだって言うけど
   そこに人間の愚かさがあるわけ。つるんとしたひっかかりのない
  間抜けなもので満ち溢れてるわけよ。
  こういうものをダメだっていうために給料払ってんのにって。
  大きな文化発展の芽を摘み取られてるわけですね。
  「窓の外の林檎売り 」は「ミネソタの卵売り」から来てんのかなと。
  自分の思ってるように展開してくれない
  エンターティメントに対しては腑に落ちないと言うか
  そこが我儘だって。あんまよくないんじゃないかな。



日曜の18時から1時間だったんで録画した。
茶風林の波平さん見てたし。
あれはあれでいい感じだと思うよ波平。

   

 
   
   

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えとせとら

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