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2014.02.23

ボクらの時代 安藤優子×阿川佐和子×大石静 今のテレビ。+後編・大石静の実家など。

2015.6.27放送 サワコの朝 こちら


ロケ場所:六本木・CROSS TOKYO
※3人がまくしたてまくったので、抜粋。

【後編 追記】
安藤:ロバート・レッドフォードと対談した時、何語でしゃべってるか
   わかんなくなっちゃったんです。二人の世界で(笑)今自慢でした。
阿川:「二人で話す」って、お食事会か何か?
安藤:インタビューです。そのあとにそういう話に
    「あなたは、そんな美形に生まれ、役者として成功し
    監督としても恩恵に恵まれていることをどう思いますか?」
・・  「ずるずる引いてるトランプみたいだ」って言ったんです。
    林真理子さんが、アタシぐらいの世代って
    「下の世代を上に来させないように蓋になってる」って。
 そんなこと全然ないの。
大石:そんなこと言ったって、超えてくる者、才能のある者は
    バンバン来るんですよ。蓋なんかできない。

阿川:逆に、超えてってほしいですか?
安藤:超えてってほしいですよ。そりゃ。
大石:超えてく人がいないと、
    あたしたちが立ってるステージも素敵じゃない。
    新しい才能は出てきた方がいい。
安藤:だっておかしいですよ。いびつ。
    50代には50代の、見合った生き方、仕事の仕方がある。
    テレビは、50代の(女性)ニュースキャスターがもういない。
    若いってことがどれだけ珍重されるか。そういうメディア。
    だから、敢えて、いるぞ。ずっと

大石:番組審議委員会でも言ったけど
    「安藤さんにはずっとトップを走ってほしい。励みになる」
安藤:蓋って障害物みたいじゃないですか。
阿川:障害物ですよ。
大石:脚本家もどんどん減っていくんですよ。
    60代ってだけで若いプロデューサーも「もういい」って。
    若さが大事にされる
。テレビって60年じゃないですか。
    アタシはたぶん若いのが大事なんだなって気がする。
    だから誰も生きたことのない脚本家人生をやってみたい。
阿川:私はただうなずき役として出てきただけで、居心地悪いなって。
    
TVマンがニュース番組で
    「おっ、彼女メイン張るようになったんだ」
    「中々優秀だな」「でもあいつとは酒飲みたくないな」
    なるほどねって思ったのは、日本の男、
    日本に限らないかもしれないけど、ラフな関係の女の子って
    自分の弱みを上から叱られたり、
    自分より優秀だってのは困るのね。
    「なんにもわかんないんでしゅぅ」みたいな子を
    「ようし、俺が教えてやるからな」。そんな相手にそばに居てほしい

    安藤さんみたいな人にはビビるんですよ。 
大石:20歳年下のテレビマンでも
    「アナタが頼りですからよろしくお願いします」
    男は持ち上げて付き合わないとうまくいかない。
安藤:川口順子さん(元外務大臣)にお話をうかがう機会があった時
   余り女性を意識しないけど、
   男性を否定することは絶対なさらないのが信条なのね。
   「アナタが最高」って言うこともいとわない。
   だいたい大統領にインタビューする時カッコつけるんですよ。
   いちばんよくないのは、
   自分が聞いていることを相手に理解してもらえないのは
  恥ずかしいわけですよ。自分の英語が拙いと思われたくないと
   必死だから、ろくに相手の答えを聞いてない。全部失敗。
   エゴの塊みたいなインタビューです

※大石静の実家はお茶の水で旅館「駿台荘」経営していた
・松本清張、五味川純平、五味康祐、開高健が執筆のため定宿に。
大石;ヒューマンな物をお書きになるからって
    人格的に優れているわけじゃない。
    愛人と泊まって本妻さんが見えたので裏口から逃がすとか
    洗面所から部屋が見えるんだけど。先生の隣で鉛筆削って
    先生にキューっと倒れていっちゃうのが見えたり。
    なんかわかんないけど「見ちゃいけないものを見たなあ」
    有名な先生のそういう場面、いっぱい見てます。
    従業員たちが「先生、キタナイ、くさい」
    でも出版社には大事にされてる。人間て多面体なんだと

安藤:作家の人たちってよく「絶交」しますよね?
大石:谷崎(潤一郎)とかね。
安藤:最近絶交しませんよね。
阿川:昔インタビューし始めたころの若い人って、大概ケンカしてた。
    学校同士の対決とかでどこのポジションに居たのか分かる。
    男の人にケンカの話を聞くことでその人が見えてくる。
    でもあるときからケンカしてない。
大石:俳優養成所で「やめて」って言いながら男同士の殴り合いを観てた。
    今は傷つく前にケンカも恋愛もしないから。
阿川:だからイジメに発展するんじゃないですか。
    昔はいじめる側にも肌身にしみるから覚悟がいった。
    今はメールだけのやりとり。
安藤:匿名性のいじめって怖い。批判されるのはいいけど
    誹謗中傷のほとんどは匿名。信じられない誹謗中傷の手紙は全部。
    保身ですよ。

阿川:秋田に自殺の取材に行った時、医者が言ってたけど
    「この世に自分は必要ない」と思った時自殺を考えるって。
    たとえば「孫の弁当を作らなくていい」ってなった時
    この家ではアタシは要らないんだと。
    評価される元がなくなった時死を考えるって。
    クリントン大統領が
    「子どもは、100人に愛される必要はない。ひとりだけでも
    この地球上に君のことが必要だと思ってる人間が
    この世の中に居ることを知らせるだけで十分だ」
    ラジオで聴いて泣いた。いいひとでした。
大石:必要とされなくなる前に
    命が終わったほうがいいなって不安はある



【ここより先週・2.23の前編】
大石:「スーパーニュース」、思ってることが顔に出ますよね。
    「アタシがコメントすることじゃないわ」って顔もなさるし。
    「なんか興味ないなぁ」と。そこもっと出せばいいのに
安藤:コメントをあえてしないで、表情に出す。ずるいんですよ私。
阿川:この世界に入られて、いかがです?何年になります?
安藤:35年になります。報道の世界に入って。
   大学の時に、エレベーターガールの仕事してて
    お金をためてアメリカにもどりたかったんです。
    コーネル大学のホテル学科に入りたかった。
    後ろが無防備なんです。エレベーターガール。
    背中向けて操作に向かってる。某ディレクターは背後から来た。
    「テレビ出ませんか?」って。

大石:不意をつかれた感。
安藤:絶対詐欺だと思いましたね。結婚詐欺の定番ですよね。
    「テレビのディレクター」名乗るか「パイロット」か。
    パイロットが普段その服装してるわけないんですよね。
    でもそこから毎日毎日乗ってくるんですよ。
    決め手は「アメリカに行くレポーター探してるんだけど」
    反応しちゃった。 それがテレ朝。
阿川:大石さんだって女優さんやってたわけでしょ?
大石:舞台、自分で主演女優もやってたんですけど
    見た方が「君は演じるよりも脚本書いた方が可能性がある」
    テレビの脚本1本書いたら、次の日依頼がいっぱい来たんです。
    女優として呼んでくれる人はいないけど、脚本は放送されたら
    依頼がたくさんある。こちらで生きろと神様が言っていると思った。
    書くことは好きかどうかわからないけど、
    自分にいい役与えるために書き出したの。
    落ちこぼれの女優だったのがあたしと永井愛さん。

    (←脚本家協会の会長)
安藤:(アナウンサーが)合ってるなって思ったことはない。
    好きだと思ったのは本当に最近。
    嫌で嫌でたまらなかった。20代は特に嫌だった。
  バイトで報道に入った。自分で望んで入ったわけじゃないって
    常にエクスキューズがあった。
    「死に物狂いでやらなきゃだめなんだ」って分かった時
    ・・ポーランドに行った時、20代の前半、
    ワレサ(元大統領、ノーベル平和賞)さんに
    インタビューをとることになり。
    日本に帰れば友達はテニスだ合コンだで
    楽しい毎日を暮らしてるのに
    なんで自分だけ配給制のポーランドでインタビューって。
    ほとほと嫌になって、プロデューサーに「日本に帰りたい」。
    「おお帰れ」カウンターには本当にチケットが置いてあった。
    瞬間、ものすごい敗北感に襲われた。「できないから帰る」
    「いやだから帰る」がどれぐらい惨めかわかった。
    チケットを返して「申し訳ありません、最後までやらせていただきます」
    3センチぐらいきゅっと傾いた時だったかも。

大石:美容師さんにせよ料理人さんにせよ
    打たれづよくない人は何やってもダメだって。

「首のたるみが気になるの」阿川佐和子訳、解説安藤優子
安藤:タイトルありですか?
大石:気になるけど仕方ないじゃないですか
安藤:顔に塗る分と同じようにやんなさいって、30代ぐらいから、こう
    (あごに向かってマッサージ)してる。
阿川:足のかかとが気になるの。一日にしてがさがさ。
大石:理屈として、がさがさぐらいで嫌になる人は本当に阿川さんが好きじゃ
    ないんですよ。
大石静から見た長谷川博己
大石:特別な透明感があるじゃないですか。普通の清潔感を越えた。
    「四つの嘘」('08)チョイ役で出てたんですよ。「おはようございます」の
    台詞しかない。なんでこんな素敵なのにチョイ役なんだって。
    高島礼子さんが出てたけど、途中から好きになってストーカーになって
    最後くっつくっていう風に持って行った。
    脚本家に好かれないと難しいですね。接して嫌かなと思ってても
    いい芝居さえしてくれればいいですけどね。それはとめどなく(いる)。
今のテレビに思うこと
石:9.11以後、ドラマがうそくさくなって、視聴率がガクッと落ちた。
    世の中がざわざわしてきて。
    3.11以後は角のない毒のないものがよしとされてきた。
    でもテレビって、映画と違って雑多だからいいんじゃないですか。
    安藤さんの番組だって雑多なメータがあるからいいんであって。
    もっと引いて、テレビ全体もアホらしいもの、心温まるもの、
    毒のあるものがあるからいいのに、
    ニュースでさえも角のないものばかりですごく嫌。
    本来のエンターティメントはいろんなものがある。
    たぶんそこが空いてると思って。
    ただただ心温まればいいもんじゃない。
安藤:テレビが、今、すごく平坦になってる。
   ボコボコしてないっていうか。
   人と違う毒を吐いただけで 叩き潰される。面白くない。
   お行儀よすぎる。
阿川:ニュース始まって30分でメインが終わってて
   あとはラーメン、おいしいもの食べに行ったり。どこの局も。
   なんでどこのニュースも後半同じなの。
安藤:誤解のないように言うと、
    ニュース~食~またニュースに戻ってるんですよ。
    ちょっと待っていただけると嬉しい。
    グルメ情報も含めてニュースなんですよ。
    親しみやすさと面白さの押し売りになってはいけないけど。

阿川:ニュース番組にBGMがつくの、この20年ぐらいですかね。
    いらんだろ。
安藤:なんでもかんでも「庶民」って言葉使うけど、果たしてそうかって。
大石:分かりにくいから引っ掛かるってこともあるのに。
●今のヒット曲に思う
阿川:こないだ、大貫妙子さんにインタビューして。
    歌詞の中に「デカダンス」ってあって。
   (※「LABYRINTH」~6枚目のアルバム「クリシェ」収録)
   今の若い子は分からないっていうけど
   わかんないから引っ掛かる。大人っぽいから
   こっそり辞書みたり想像力広げたり。
   今「感動しました」って曲は
   「いつも君のそばにいる」とか「必ず明日は太陽が」
   「涙を拭いて」「きみはぼくのなんとかだ」・・違うでしょ
   安心しなさい、君は僕のそばにいる を違う言葉で作りだすのが
   文学、言葉の力だと思う。ディテールがなさすぎる。
大石:なかにし礼さんは「歌謡曲とは公序良俗に泥を塗ることである」
   そういう思いで詞を書いてる。

生きてることはつらいんだって、子どもに教えといた方がいい(大石)
「憎らしい」も「堪えられない」も感情なんだから
ちっちゃいうちにたんまりと経験したほうがいい(阿川)
・・正論ではあるけれど
未来がそんなに明るくないことも今の子供たちはうっすら分かってると思うよ。
小学校高学年以降はな。



   

   

 
    

    
    
    





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