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2014.07.06

ボクらの時代 妻夫木聡×吉岡秀隆×杉田成道

妻夫木サンと吉岡サンは「小さいおうち」で共演。
吉岡:気がついたら監督の家で寝てたんですよ。酔っ払って。
妻夫木:普通の人、山田洋次監督の家で寝れないですよ。
吉岡:後藤久美子さんが帰ってくるから、お寿司を食べに行こうと
    で、行って、飲んで。たまたま、たまってたんですよね。
    監督は10時ぐらいにお帰りになられて、
    そのあと久美ちゃんが「ちょっと飲もう」
    監督の家が近いから、奥さんにお線香あげに行きたいって
    多分僕が言い出したんだと思う。
    最終的に覚えてるのは「チンチーン」って、こうやって手を合わせて
    振り返ったら、紫色のガウンを着た山田監督が
    シャンパンとワインを持ってた・・そっからはまったく・・
    気がついたらベッドとベッドの間で寝かされてた(笑)
妻夫木:僕も初めて吉岡さんと芝居するので
     リハーサルで、こう、バーンと壁にぶつけるんだよって
     やってたんですけど、何回も何回もやるんで
     吉岡さんのシャツがはだけてすげえ赤くなってて
     あぁ、ごめんなさいっておもってて。
     「もっと感情入れてやるんだよ」その都度どんどんどんどん赤くなって。
     申し訳ないって思って。
吉岡:怒れないもんねぇ
杉田:吉岡の台本なんか「杉田死ね死ね死ね」って書いてあるし。
吉岡:そらそうだと思うよ。だって遠足にも行けないし運動会にも出れないとか
    撮り終わってんのにまた呼び出されて、何なんだと思うでしょ。
    そら死んでくれないかなと・・(爆笑)
    他の監督だったらOKって言ってるところ・・
    小学校だったら思うじゃないですか。
    マイナス20度の川に入ったりさぁ。
杉田:「ちょっと、川に入って」って言ったら「台本にないじゃない!」
    もんのすごい怒って。
吉岡:小学生でも台本にないってのはわかるよ。
    書いてないことやらされてんのはわかるよ。凍ってんだもん。
   氷の上で「割れ、割れ」って。
妻夫木:リハーサル1週間やっただけで喉潰れそうでしたもん
吉岡:壊れちゃったその先に何かがあると信じてるから。監督は。
妻夫木:結構嫌いじゃないですね。
吉岡:やだもん。前から思ってた。
    アカデミー賞で出会った時から「この人の人の良さってなんなんだろう」
    壁のない感じ。
妻夫木:えぇ?壁ないですか?僕。
吉岡:昔、富山の映画館の舞台挨拶で演出があって
    ホワイトボードがあって
    そこにすごいお礼の言葉が書いてあるんですよ。
    「ありがとうございます」最後に「妻夫木」って書いてある。
    その映画館の人たちが大事に消さないでとってある。
    消したろうかな(笑)すごいいい話。
妻夫木:他局なんですけど「ブラックジャックによろしく」
     泣きのシーンがあってどうやってもできなくて
     一度控え室に帰っちゃった。
     一連でやってたのに分かれちゃっていきなり「はい、泣き」
     全くできなくなってどうしようもなくなって、親に電話したんですよ。
     親父に何も言えなくて。不思議なんだけど親父は多分
     わかってくれたんでしょうね。なんかわかったんだろうね。
     「いや大丈夫だよ、お前は多分やれるから」それだけ。
     後から聞いても仕事でつまづいたんだろうとわかってたって。
     泣きましたね。
杉田:やっぱりなんだかんだって、家族の影響って大きくない?
    この人のお母さんはスーパーマンだし
吉岡:ほんとに(杉田さんは)ないことないこと言うからね。
    「北の国から帰郷」をやる前、87年ぐらい。
    さんまさんとの対談番組で
    「純くんと蛍ちゃんは今北海道にいるんですか?」
    さんまさんのフリがあったとき
    「吉岡は埼玉で髪染めて暴走族やってる」って。めちゃくちゃ。
杉田:いや、当たらずといえず遠からずでしょ。
吉岡:普通に免許取ってオートバイ乗ってるってだけで
    なんで暴走族になるんだ、って。だから親が
    「あんないい加減なこと言って、あれが芸能界なんだな
     汚いところにいるんだな」って。

杉田:今度は「若者たち」すごい貧乏な家族やるの。
妻夫木:確かに、幸せな家族を描いてはないよね。
吉岡:金金金金言ってるよね。
妻夫木;俺も確かに「口を開けば金カネ」って言ってるセリフがありました。
杉田:簡単に言えば、人と人とがぶつかることが少なくなって
    できるだけ避けちゃうきらいがあるけど、
    ぶつかってすり合わせていかないと見えてこねぇなって。
    人間の関係では、家族に勝る面白さはない。
妻夫木:逆にそういうので、愛が伝わる瞬間や
     思いが伝わる瞬間があったり。
杉田:さっきのお父さんの電話でもそうなんだけど
    その前の時間があって、
    ある種殴りあったりぶつかり合ったりする時間がないとわかんないよね。
    あ、こいつこんなんだっての。
    兄弟げんかはあるの?
妻夫木:殴り合ったりってのはうちはあんまり。
     喧嘩は何度かありました。仲が良かったと思います。
     兄貴はどうしようもなく弟に対して理不尽。
     兄貴が受験勉強の時は静かにしろって言われて
     自分が受験勉強の時はうるさい。
     仕方ないから音楽かけてるけどどっちにしろうるさい。
     あの時はいつか殺すって(笑)
吉岡:可愛い可愛いで育てられすぎて、姉ちゃんの後ろに隠れてばかり。
    挨拶ぐらいはできるようにと劇団に入れられた。
妻夫木:引っ込み思案の人があの芝居をできるのがすごい。
吉岡:やらされてた感じがずっとする。
杉田:だから「俺は役者にはならない」って20歳近くまでずっと言ってた。
吉岡:「寅さん」は1年に1回だから。他は全部お断りしようと。
    物心つく前から「純くん」柴又行くと「満男くん」呼ばれて
    もう自分がどんどん死んでいく。着ぐるみだったらいいけど脱げない。
    苦しくて。辞めるしかないじゃない。
    その時に「黒澤先生のオーディション受けませんか?」
    受かって。それからモノづくりの面白さがわかった。
    何も山田組や杉田組が教えてくんなかったわけじゃないけど。
    撮影も僕らの出番が終わってるのに長崎で照明の手伝いしたりとか。
杉田:黒澤組、あたしもいっぺんお付きで行かしてくれる?って。
吉岡:なんでいるのかわかんねぇけど
    「あれが世界の背中か。俺の背中とどう違うんだ」
    周りが「全然違う」(笑)
妻夫木:辞めたいと思ったこと1回もない。
吉岡:えらいねぇ
妻夫木:高校の時はバンドやってたし。ボーカル。
     役者と音楽やりだした時、どっちもってあり得ないと。
     どっちか死ぬ気でやらないとどっちもダメになる。
吉岡:気づいたら1年3ヶ月ぶりの仕事だなって思っても平気。
妻夫木:野球も剣道もすぐやめちゃったし、
     こんなに何かに熱中したのは役者が初めて。
     たまに嫌いになったりもしますけど、家族みたいな感じ。
     めんどくさい感じだと思うの。九州男児だし。
杉田:要求が多いよね
吉岡:多くないって!なんなんですか!想像?
杉田:男と女って、女が主役を選ぶの。
    だから卵子が1つなの。
妻夫木:一番下の子は何歳で?
杉田:63。徳川家康が一番下を62で。僕が一つ上。
    徳川家康に勝った。
妻夫木:教師役やった時に子供たちが小5で
     2年後あった時に「中2っすよ。もうカップルできてる」
     いろんな試行錯誤があって近づくもんなのに
     メールとかです簡単にぐくっつくから。
     うわべだけの付き合いになってるから怖い気がする
杉田:人間の付き合い方が下手な人が多い
    吉岡のように不良で。
吉岡:だからなんで不良なんですかw






    
  



     




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