« ボクらの時代 児玉智洋(サルゴリラ)×又吉直樹×向井慧(パンサー) | トップページ | 【抜粋】ボクらの時代 風間俊介×山崎樹範×池田鉄洋 脇役と言われて »

2016.01.30

サワコの朝 大村智 ノーベル医学・生理学賞受賞。エバーメクチン

ノーベル賞受賞者です。
何億人もの人を救うため、土の中から微生物を見つけて
野口英世やシュバイツァーが生きてたら真っ青になるぐらいの
素晴らしい功績を持った方。
いつも土を眺めている方。

この帽子はどうしてかぶってらっしゃるんですか?

長い話になるんだけど、20年前からやってるんです。
たまたまそれをかぶっていて、階段で転倒しまして頭打ったんです。
この帽子をかぶってたために今日があった。そのくらい強く打った。
もうお守り。

1gの土のなかには1億個以上の微生物がある。
ところが最近はもっとあるといわれるようになったんですよ。
ですから一つ微生物を見つければ、すぐ次につながるというわけではなく
年間大体2千株ぐらい。私一人ではできませんから
研究室のものを集めるわけです。
その中にそれが入ってた。だから、研究者みんなにビニール袋を渡して・・
今も持ってますよ。これに土とか葉っぱとか根っことかピックアップするんです。
ところが何年か経たないと、どうなってるかがわからない。
(昨日採ってきたものが)すぐわかるわけじゃないです。
培養して、研究者、専門家が・・

土から微生物を採取する方法
菌をちょこちょこ撒いて。或いは土を水の中に入れて
上澄みを一滴垂らすんです
一滴の上澄みの中から「こういう色がついてる」「これ面白い」とか。
丸いのはコロニー。これに何億という微生物がいる。
カビに近い微生物ですね。それをまた取って
だんだん大きく培養して、
増やしていった中からいいものがあるかどうか調べる。

エバーメクチンはそれが薬になったもの。もともとは動物薬。
私は動物薬を目指した。
これは犬のフィラリアを治すもの。
昔は犬が8~9歳でフィラリアにかかると、ほとんど亡くなっていた。
だいたい8年ぐらいしか寿命がなかった。
いまは倍近く生きている。
犬だけじゃなく人にも使えるんだ。この菌はそう簡単に見つからない。
だから「微生物に敬意を評しなさい」という気持ちでいつもやってます。
微生物さまさまですよね。


記憶の中できらめく曲「シーハイルの歌」

ボニージャックス youtube
さとう宗幸     youtube

大学4年まではスキーのための人生だった。
山梨県の国体の選手だった。
国体の宿の近くでバンバン流して、若者はいつも歌ってた。
私は歌えなかったんですよ。
音楽の試験で、先生が笑っちゃってピアノ弾けない。音痴だった(笑)
周りの同級生も大笑い。
いろんなことを教わりましたよ。技術じゃなくて心構えですね。
北海道いって練習してもいつも負ける。
ある時、横山隆作先生が
「北海道行って教わるのはやめよう。自分たちで研究してやろう」
だから勝てるようになった。
それは今の研究する姿勢にも来てる。
人真似では超えられない。
北海道の選手をいくら真似ても。独自でやると超えられるんです。
僕はスキーから学んだんです。
だからいつも人真似はやるな、やっても何もならんと
そういう態度で話をしてます。

農家の生まれで、農作業手伝ったところにあるんじゃないかと。
私の通信簿が出てきたんです。
「英語と国語はもっと勉強せい」と書いてある(笑)
ところが理科だけはいい成績だった。
化学の基礎は大学でやった。山梨大学発酵生産学科。ワインの研究。
グルコースからアルコールを作るのを
微生物は一晩でやっちゃうんですから、侮ってはいけない。

ゴルフ場で偶然発見した微生物
ゴルフ始めたのは、研究しすぎて頭がおかしくなったから。
自分でもちょっとおかしいなと思って、精神科に行って診てもらおうと。
そしたら「仕事しすぎだ」と言われて。
「パチンコするかゴルフするか、どれかひとつやりなさい」
あの先生パチンコ屋でよく見かける(とは言われたくなくて)
あなたもよく見かけるけど、わたしは5年でハンデ5。
教えちゃうとあとで負けるから(笑)
朝行って練習したりするでしょ、あたしはやらない。
皆さんが終わって一杯やってるとき、その日のうちに復習する。
どこが悪かったか、右が悪ければ右行くボールを治す。
スポーツは好きなの。まったく勉強はダメだったけど。
勉強見向きもしない。でも単位がないと卒業できませんから、まぁそこそこ。

研究はサッカーと同じ。一人じゃできない。チームプレー。
思いやり。気を使ってやるわけです。
体調が悪けりゃわかるでしょ。
すぐに結果を出したい人も飽きっぽい人もいても
なおかつ、チームプレーでその人を生かさなきゃいけない。
それぞれが持つモノを活かしていくように、僕が考えなきゃいけない。

いいところを見て伸ばし、研究に組み込んでいくと大きな力になる。

日本の教育について
高校から大学に行く時、試験があるでしょ。
いい成績をまんべんなく取れという大学があるんです
大事なことはそうでなくて、なんか人間、不得手なものがある。
得意なものをよく見つめてやって教育していく体制を取らなきゃダメ。
まんべんなく出来たからって、ノーベル賞もらうわけじゃない。
人ができない事をやっていくのがノーベル賞になると思うんです。
そういう人間をどうやって育てるかっていうのをもっとやるべき。
とにかく点数でもって「何点で合格」なんてやり方をやってるうちは
日本の教育はダメだ
と思います。
あたしゃそれやられたら、とっくに落ちてる(笑)
(奥さんが亡くなったのは)16年前ですね。
私との結婚生活の3分の2は闘病生活。
本当に厳しいところを助けてくれた。気をつかってくれた。
一番最初「ノーベル賞が取れる」と言ってくれたのは家内なんですね。
恥ずかしいこと言ってくれたと(笑)
病気でありながらもすごく明るく社交的だった。

今元気になれる曲 フジ子ヘミング「ラ・カンパネラ」
家内が好きで、講釈するんです。
あたしが高校の先生やってた時の教頭先生が
「化学者と結婚したいという娘がいるが会ってくれないか」(笑)
お見合いですよ。スキー場で捕まえてきたわけじゃない。
天真爛漫であっけらかんとしていた。



« ボクらの時代 児玉智洋(サルゴリラ)×又吉直樹×向井慧(パンサー) | トップページ | 【抜粋】ボクらの時代 風間俊介×山崎樹範×池田鉄洋 脇役と言われて »

サワコの朝」カテゴリの記事

こちらも

feedly

  • follow us in feedly
無料ブログはココログ

えとせとら

  • .net.amigoは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。