ボクらの時代

2017.09.17

【抜粋】ボクらの時代 妻夫木聡×岸田繁×奥田民生

■奥田民生の五十肩、小走り、禁煙

奥田:自然になって、自然に治った。治ってないの?
岸田:多分大丈夫だと
奥田:40代でなる人はなるよね
岸田:走ったりしはります?
奥田:おれ走るの嫌い。自転車とかやるんすけど、でも小走りはするよ
岸田:必要に迫られてとかじゃなくて?
奥田:ちゃんと鍛えなきゃ
岸田:ジョギング的なね
奥田:こう、主婦が急ぐぐらいな速さで
岸田:颯爽と歩いてはる(笑)

妻夫木:タバコはやめたことあります?
奥田:1ヶ月
妻夫木:あ、結構やめましたね
奥田:ウソですね。その1ヶ月間は1日3本と決めて(笑)
妻夫木:それ全然やめてないじゃないですか
岸田:ストイックですよね
妻夫木:ストイックっていい方
奥田:広島市民球場、昔の。(2004年のライブ)やる前の1ヶ月を
   「よし、タバコやめてみよう。声が出るんじゃねえか」と。
   いや、やめるのは無理だ、3本。
岸田:それ守れたんですか?
奥田:3本並べといて
妻夫木:無理ですよそれは(笑)
奥田:葉巻結構好きで(笑)でもおかげで声は出たんですよ

■休日

妻夫木:お二人は、休みの日は何してるんですか
奥田:ぼーっとしてますよ。岸田はね、休みなんてないから
妻夫木:え、そうなんですか
岸田:なんかその境界線がね、わりとあいまいで。
奥田:俺は普段、あまり楽器を持たないんですよ。練習もそんなしないし。
    でも岸田みてると、なんか時間あったら弾いてたり
    最近一緒にやってると、スケジュールを知る事になるから
    めっちゃ忙しいじゃんと思うんですよ。まだ俺のほうが空いてる気がするよ
妻夫木:前、一緒にイベントやらせていただいたとき、打ち合わせで集まった時に
     斉藤和義さんとか、僕以外の人みんなギター持って弾いてたんですよね
奥田:斉藤和義とか山崎まさよしみたいのは、ほんとにギターが好きで
    常に弾いてるんですよ。そういう現場に行くと、持ってないといけないムードに
    させられる(笑)
妻夫木:そうだったんですか(笑)
奥田:その気にならないとどうとか言われるじゃん。で、つい持つ。
    みんな置けよ、と。
妻夫木:みんな弾いてるから一応ちょっと弾いてみる
奥田:それこそ「暇なとき何してるん」聞いたら「ギター弾いてる」奴が現れるからね
岸田:いや~僕はそこまでじゃない、はい。

■役者とミュージシャンの違い/バンドを始めたきっかけ

妻夫木:役者って、自分から動いて何か形になるパターンもあったりするんですけど
     基本受身になることが多くて、オファーもらってその仕事をやらせてもらうことが
    多いんですけど。僕の勝手なイメージなんですけど、ミュージシャンは
    自分から発さないと難しい
奥田:そう。ほんとに怠けもんはできないですよ。何が言いたいかわかる?
    自分からやらないと、ほっといたら何もしない。ねえ
    一応それなりにやってるんですけどね、俺も
妻夫木:いや、誰も疑ってはないですけど。奥田さんやってないって
奥田:なんかその、マイペースなんて言われるんすけど、そんなペースないから
    世の中に。

妻夫木:なんでバンドをやろうと思ったんですか
奥田:バンドが流行ってた。俺らの時代はバンドブーム。ブームの最初の頃ですし
    それまでは不良が親に反抗されたりとかしてたんですね。上の世代の人は
    俺らの世代はむしろ、バイク乗るぐらいだったらバンドせえ、ぐらいでしょ。親も。
    そっちのほうが安心みたいのもあって。

■親から言われたこと、学んだこと

岸田:僕は高校生からですね。
妻夫木:バンドやってることに特に反対はされなかったんですか
岸田:僕は弟が居るんで、弟は真面目に吹奏楽とかやってたんで
    僕は割と放任なんですかね、もう大学の時にデビューしたんで
    契約書だけ難しいから親に見せて、騙されたりとかせえへんかなみたいな
    大丈夫ちゃうかみたいな、一応うちの会社の担当に聞いてみるけどみたいな
    そういうことはありましたけど(笑)ただおやじに「針金みたいにやりなさい」
    難しいこと言われて、何ですかそれはと聞いたら
    「柔軟に細く長く、硬くどこでも通れるぐらいの感じで」

奥田:ええこと言うなあ
岸田:それは多分自分も「すごくうまいこと言った」と思ってはると(笑)
奥田:親からはなにか言われた?

妻夫木:兄が昔ミュージシャンやってまして、兄貴も言われてたんですけど
     「お金もらう以上プロだから」ずっと言われてた。
     兄貴の姿とかおやじの言葉とかを目の当たりにしてきたので
     安い給料でもお金もらう以上はプロだな、という意識はありましたけど
     両親から学んだことはありますか?
奥田:おふくろは俺より歌が上手いんですよ。俺が35ぐらいになった時に
    俺のほうがうまくなったかもしれんと思ったけど、抜き返されたぐらいの感じ
妻夫木:おかあさんは、歌が上手いのを実感されたりって、一緒にカラオケ行ったり
     するんですか?
奥田:しますよ
妻夫木:するんですか?面白いですね。ふたりで行ったりするんですか
奥田:二人きりではいかない
岸田:どんな歌をうたんですか
奥田:昔の演歌だったりするし、昔のポップスだったり。わりとなんでも
    オヤジは声がでかかった。ほんとに、ありがとうございます。感謝してます。

岸田:親は二人ともでかいんですけど。川で魚とったり山入ったり、
   父はすごく好きなんですけd、もしかしたらほかの子がしてない体験を
   させてくれたのかも。あまりメジャーじゃない体験が、自分の音楽だったり
   作るものに影響してると、それはすごく嬉しい。感謝してます(笑)
奥田:あまりベタなことをしたがらなかったですね
    みんなと一緒のことが嫌だっていうのがもしかしたらあったのかもしれない
妻夫木:なにか、これやれってことはなかったんですか
奥田:うちはなかったですね。自由でしたよ。なんかやったら怒られるのはありました
    大学は行かねえよっていった時も二人共「あっそう」
    東京に行くよ「あっそう」準備しちゃったよ「あっそう」
    (事務所の)契約書見ても何のこっちゃわからんから。五人組でしょ
    みんなで1回メシ会みたいなことがあって、レコード会社の人と、
    メンバー、メンバーの両親で。みんななんかようわからん感じ
    ベースの父さんそっくりやな(爆笑)
    エビの父ちゃんエビよりエビやで、言いながら(笑)
    
■ミュージシャンはどこからがプロなのか

奥田:お金貰えたらじゃないですか
岸田:たまに若いミュージシャンに「どうやったらプロになれるんですか」
   聞かれるんですけど、絶対答えられない
   すごいなりたい人って、なんでプロになりたいのかなって理由がわからないまま
   プロになりたいという思い込みが強い人。
   そうじゃなくて音楽好きで楽しくてやってる人たちの方が、先のことを計算して
   見越しているよりは、先まで道が照らされているような感覚はしますよね
   僕らは競技じゃないんで、何かを争うとかじゃないから
   ただその、自分との競争みたいな感じでストイックに追い込んでいったりすると
   ろくなことが起こらないんで。

妻夫木:そういう時どうやって抜け出すんですか
岸田:根気よく仕上げたりとか
奥田;頑張れば頑張るほどダメなんで。努力したら報われるっていうことで
    曲とかできるわけじゃない。そこで一回放棄したり、忘れて酒を飲んだり。

岸田:奥田さんがデビューされた時って20代最後じゃないですか
    その時既にベテラン感があった(笑)今と変わらない。だからみんななりたい
奥田:セルフプロデュースですよ。解散するまでのバンドの仕事が忙しかった
    レコーディングしたりツアーやったり、雑誌の取材、ラジオとか
    ものすごい忙しい。だから解散したわけじゃないですけど
    解散して1回ソロになったから、なるたけいっぱいの仕事の中から
    楽なやつだけできればいいなと。
    写真撮られるのが大嫌いなんですよね、言ってみたり
    実際嫌いなんですけど(笑)
    こういうキャラを打ち出そう、それで音楽だけできるようになればと
    ちょっと考えたんですよ
    効果的だったのかもしれないし。ほかにいなかったり。
    写真とか取材とか避けるようにしたらこうなりました。

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2017.09.03

ボクらの時代 ビートたけし×星野仙一×松尾雄治 明治大学

たけし:明治大学はスカウトなんですか
星野:ないの
たけし:プロからスカウトがあって?
星野:2球団あったけれどもプロじゃダメだと。大学行こうと。
   高校の監督が明治出身だったの。明治行け、と。
松尾:あれはなかったの、スポーツ推薦は
星野:俺ら田舎の高校で甲子園も行ってないし、推薦なんかないよ
松尾:僕ら推薦があったんですよ
たけし:だいたい明治入ったんじゃなかったんだろ。
    最初の練習の時日大のグランドでやっちゃったんだから(笑)
    日大が喜んだって話聞いたぞ。松尾が入ったって
星野:おまえらしいぞ
松尾:違う違う
たけし:星野さんも合宿所でしょ
星野:合宿所
松尾:合宿所です

■学生運動の話

たけし:俺は通いじゃない?工学部は駿河台だって感動したらさ、生田校舎あってさ
     向ヶ丘遊園とかで。よみうりランドとかもうやんなっちゃってさ
松尾:そんとき入って何やってたんですか
たけし:一般教養、あと教職課程があって先生になれるんですよ
    そのうち明治は学生運動で工学部はね、遮断するぞ、ロックアウトになっちゃって
    授業の間に変な生徒が入ってきて「沖縄どうすんだ」とか大きなお世話だぞ(笑)
    みんな行こう!わけわかんねーけどさ、ヘルメットかぶされてさ
    マイクロバスで連れてかれて
星野:どこへ
たけし:新宿。前から機動隊が来て俺前の方に行かされて。棒が後ろの方まで届かなくて
     俺の頭殴るんだよ(笑)
松尾:わかんないんだもんね
たけし:イテ、痛ぇ、言ってたら前から機動隊に殴られて、
     真ん中なって外に逃げちゃって(笑)
星野:俺の時代もあったよ。記念館で談合があるわけだ。
    学校側とラグビーと柔道と野球部とやってんだよ。俺たち規律うるさいじゃない
    ところが全学連のやつらは「貴様ら~!」って学長や理事に言ってるわけじゃない
    それ聞いて頭にきちゃってさあ、壇上に上がってそいつ殴っちゃったよ
松尾:当時から危ない人だったんですね(笑)
たけし:だって運動部は学校側だから。

星野:だからあの頃一番働いたのがラクビー部と野球部。

■先輩

松尾:何しろ先輩方うるさかったからさ
星野:基本がうるさかった
松尾:いろんなもの買ってこい買って来いって。野球部の買い物はひどかったって
    明治では有名なんですよ
星野:夜中にタバコ買って来いって。今みたいに自動販売機があるわけじゃない
    タバコ屋も閉まってんの。「閉まっててありませんでした」
    「バカ、ガキの使いじゃあるまいし!新宿行ってでも買って来い!」
    新宿行くわけだ。タクシーで往復1200円かかるわけだ。100円のタバコ買うのに
    俺覚えたね。この先輩はハイライト、この先輩はホープ、この先輩はピース
    買いだめしとくの。それで隠してるの。
    買ってこい言われたら適当な時間に帰ってきて渡す。要領を覚えるよ
たけし:頭使うんだ
松尾:ラグビー部では先輩から「100%オレンジジュース買って来い」
    100%じゃなきゃダメだって言われたけどないんだよね
    しょうがないから50%を2本買ってきたんですよ(笑)
    そしたら先輩が「そうか、これ一気に飲んだら100%だ」って言って
    2本一気に飲んで「サンキュ」って(笑

    

■北島忠治監督
松尾:いい話をしてくれたんですけどね、
   真のスポーツマンというのはな、4年間公式戦に一回も出たことなく
   でも、自分の都合によって1日も休まないで4年間ただひたすらに
   ボールを追った人間なんだ、って。
   必ずそういう奴らが世の中を引っ張っていくんだ、って
たけし:昔はそういう名物監督がいっぱいいたね。だから面白かったんだね
     最近はどうもサラリーマン的だね

■島岡吉郎監督
星野:うん。雄治が北島先生言うけれども、俺もそうなのよ
    3回ぐらいでノックアウト食らったのよ。早稲田とか慶応に負けると
    ものすごい怒るのよ。夜中の12時に「出て来い!!」
    「お前あんなノックアウト食らって腹たたねぇのか!
    パンツ1枚でグラウンドに来い!!」真っ暗なグランドで正座させられた
    こんな雨降って明日試合あるのにとか腹の中で思ってる
    口に出したら大変なことになるから。朝の6時頃までよ
    俺も半分寝てるような感じで、はっと気が付いたら白白としてくるじゃない
    ホームのところに誰か座ってんだよ。あれ、誰かいるわと思ったら
    島岡さんだ。うわ~こら参ったー、それから俺イエスマンになっちゃった

■深見千三郎
松尾:先輩の師匠は
たけし:怒られてクビばっかしだね。出入り禁止ばっかし
    まず最初になったのは、浅草って踊り子さんがいて裸を見に来てるじゃない
    コントやるんだけどウケないのよ
    近くに演芸場があってお客が笑いに来てるところだから
    芸人見てつまんねーと思っても笑ってるわけ。あんなんで客笑うんだ、と思って
    師匠は演芸場に出るのを嫌がるから内緒で出て
    どっかんどっかんウケちゃって。帰ったら噂が回ってて
    「二度と来んな」言われてうわぁ、と思って。
    あくる日平気な顔してすんませんでしたって言ったら、
    やっぱ寂しかったと思うんだ。「気をつけろ。ああいうとこでちゃいけないって
    言ってないんだ。出てもいいんだよ。だけど俺に言ってくれよ。寂しいんだよ」
    師匠、演芸場出ていいですかっていうようになったんだけど
    それから1回もいいって言われてない(笑)
    「全然」「お前なんか、まだまだ」よく考えたら一番ひどい状態でやらされてんだ
    笑いに来てるわけじゃないとこにお笑いで出てくから
    「ひっこめ!」とかすごいんだ。それをどうにか笑いにさせるわけ
    大変だと思ったね

■監督として

たけし:選手蹴飛ばしたりするんでしょ
星野:中日時代はね。阪神時代はなかったね。うるさかったから。
たけし:中日時代はよく抜かれて映ってましたよね
星野:今の監督はエラーしても何か...あれの方が演技だよ。すました顔してさ
    自分の思い通りやればいいんだ。ダメな時はクビになるから
松尾:そうですよね。僕63になったんですけど先輩方70でしょ
    やっぱり優しくなったでしょ。
星野:グラウンド出て選手の顔を見る。練習上がってくるときに
    「なにやってんだてめー、ばかやろこのやろあんなプレーしやがって」 
    俺にとってはコミュニケーションなわけ。発破かけるわけ
松尾:ちゃんと通じてますかね
星野:通じてる。教育してたからずっと。それが俺の励まし流だから。
    もう選手もわかってるわけ。褒められたら気持ちわりぃって
松尾:先輩は映画作ってるから
たけし:20何年間ほとんど変わんねー。北野組って。
    みんなリタイアの時が来てんだけど。若い時からずーっと。
    その代わり、来た役者さんがビビりまくるんだよね  
    そっちのスタッフなだめるのが大変。役者さんに自由にやってって言っても
    やっぱあがっちゃうんだよね。20人ぐらいで囲まれちゃうから

星野:いや、でも、きちっとしたリーダーがいると、きちっとなるよ 
   部下も同僚も。
松尾:僕は運動しかやってないから
    考え方が哲学的なものをあんまり持ってないんですよね
    たけしさんが
  「おう松尾、なら10人中5~6人とか7,8人が賛成しないとやらねえのか」
   言われたんですよ
  「ばか、そんなんじゃなにもできねえよ。チームの中にできねえ奴いるだろ
  10人中ひとりでも二人でもいいって言う奴がいたらそれでいいんだ」
  それで監督っていうか上の立場でそうだなって
星野:個人のレベルを上げた集結じゃないとダメなの
松尾:我々の時代って、みんなで仲良くひとつのことやろうぜって
    仲良し集団だったじゃないですか
星野:そら違う

■ポーカー
たけし:全日本のチームでトランプのマーク付けて(笑)
     キングの10とか13番(笑)
松尾:すみませんけどねえ、25年以上前の話をしないでください 
たけし:9番とか
松尾:誤認逮捕だろ!って言ったら「いえ、8人です」(笑)
    おれは怒ったねそのおまわりに。ふざけんな!って

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2017.08.27

【抜粋】ボクらの時代 武部聡志×西川貴教×高見沢俊彦 長続きの秘訣

武部:デビューいつだっけ
高見沢:おれ74年だから。もう44年目に入って。来年結成45周年
西川:お二人共ずーっと元気じゃないですか。なんなのそれ
高見沢:酒も飲むし
西川:遊ぶし、ずーっと同じペースで仕事もしてるし。どこで休みとか取るの
高見沢:休み無いね。最近また小説書いたんで。
武部:小説書いたの知ってるそれ?
西川:何になりたいの?
高見沢:ロックバンドをモチーフにしてる

■THE ALFEE 解散しない方法
西川:高見沢さんを筆頭に、坂崎さんもおかしな人だけど、
    桜井さんがスーツだからかな、なんかまともな人っぽく見える(笑)
高見沢:まともじゃねーよあいつ(笑)スタンダードに見えるってこと?
西川:そう。一番高見沢さんが変で。
    こnグループの3人に、イベントとかの話するんだったら桜井さん経由かな(笑)
武部:一番ダメですよね
高見沢:一番苦手ですね
武部:話するんだったら高見沢が一番いいね
西川:これだけ何度もお仕事する中で、一番(高見沢が)ポンコツだなと思って
    桜井さんはオンとオフがすごいのよ
    高見沢さんはそのままでいてくれるから見つけやすいわけ
武部:うらやましいのはさ、45年近く3人同じメンバーでさ。
    離れてた時期が無いわけじゃない?
高見沢:なんで長続きするんですかって言われても分かんないよな
西川:やめ時もないわけですし
高見沢:解散してもすぐまた再結成したくなると思うんだ
     再結成するバンド多くないですか
西川:同年代とかもいるし。全然悪いことじゃないし、それがきっかけで
    チャリティとかも頑張ってたりするから
高見沢:でもいいことだよね、それは
西川:そうなるんだから、みんな迂闊に解散しないほうがいいよね
高見沢:それぞれみんな事情が違うと思うから。
     バンドを組んで解散しない方法はひとつある。次男坊同士がいいと思う

西川:それ前に言ってたね
高見沢:長男は主張しあうから。次男主張しないもん。
     曲作るじゃん「誰が歌う?」ってなった時に「お前」ってなる。全員歌いたがらない
武部:逆に困っちゃうよね
高見沢:普通、俺に歌わしてってなるのに、無い。シーン
     キー決めないで作っても誰も歌いたがらないから、オーディション。
     多数決で、2対1で桜井(笑)
     俺たちの場合はそれで上手く言ってた気がする
西川:2タイプですよね。バンドに一人圧倒的な人間がいて
高見沢:それもアリだと思うよ。それが一番多い
     ミックジャガーのいないローリングストーンズなんて

■長く活躍する業界
高見沢:ヴィジュアル系って一つの文化だよね
西川:今もうだいぶ衰退しましたね   
武部:ああ、してるの?
西川:バンドの解散が相次ぎまして。栄枯盛衰じゃないですけど
高見沢:再結成するんだぞ、また

西川:思うのが、アーティストだけじゃなくて関係者の方とかでも
    引退がないじゃないですか。定年がないから。まあ元気ですねどの先輩方も
    今なかなか信じられないですけど、
    スタッフ側から目ん玉飛び出るぐらい怒られるっていう
高見沢:目の前でバーンとやられてんの見たことあるもん。ビビっちゃったけどね
     怒鳴るんだよ「ちゃんと歌え!」とかさ。
     逆にそれはそれで良かった時代なんだ。ヒットするために怒るってのは
     エネルギーなんだからさ。愛するから怒るんであってね
武部:いや~な思い出があってね。昔歌番組ってフルバンドだったわけ、全部
    シンセサイザーの音が多くなってきたから
    俺だけシンセサイザー持ってフルバンドに入るわけ
    フルバンドではシンセサイザーの音が出せないのを俺が弾くわけ
    そうすると指揮の人がさ、俺だけに分かんないように指揮をするわけ
高見沢:えっ
武部:フルバンドの人間にはわかるんだけど、俺には分かんないように

    始めちゃうわけ。そういういじめみたいなのにあって。    
    もしそういう立場になったら絶対に優しくしようと思ったんだよ
高見沢:それはちょっと切ないね
西川:まさに黎明期っていうか
武部:仕事を奪われるじゃないけど、そういう意識もあったのかもしれないね

■ストイックな肉体づくり      
西川:僕の場合は、普段あんまり使わないんだけど、
    いつでも歌える状態にしたいところがあって
高見沢;そういうストイックさを目指すために鍛えるとこあるわな
西川:これでほんとにしばらく動かないとかなっちゃうと、動けなくなるんじゃないかな
    だから高地トレーニングマスクみたいなやつをずっとして、トレーニングやる
    でも同じで、新しい事に興味があるっていうのはすごい大事なこと
高見沢:そのためにはやっぱりね、健康寿命が大切なの(笑)
     君にはまだわかんないけど
武部:60過ぎの我々には
高見沢:ただ寿命があってもしょうがない。健康寿命を延ばすために鍛えてんの
西川:大御所のミュージシャンの方にお願いしたりするじゃないですか
    僕、前でディレクターとディレクションしたりしてると
    「最近さあ、あそこの病院行くんだけど」(笑)
    「こないだ健康診断の時よかったよ」(笑)
高見沢:それはね、正しい(笑)
西川:集中できねえ
高見沢:うちのメンバーてさ、昔は酒の話したりとかさ、男同士好きだから
     今一切しない。病院の話。「あそこの病院がいい」
     あと「数値はいくつになった?」とか。健康診断してる?
西川:してます。結構早い段階でするようになってる。
    セットとか演出で面白いのもあるけど、動けるうちは動いてみせたい。

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2017.08.20

【抜粋】ボクらの時代 吉瀬美智子×板谷由夏×長谷川京子 ハセキョーブームの裏

■人が集まる理由

長谷川:由夏さんて特別だと思うんですよあたし。だって友達になりやすいし
     実際友達も多いでしょ、女優さんの
吉瀬:だってフランクだもん。ウエルカムて感じ
板谷:ぜひ遊びに来て欲しいし、楽しんでほしいけど。
吉瀬:1回しか行ってないんだけど「夜ご飯食べて帰んなよ」てなって
    「じゃ、たこ焼きする」
     それがまた美味しいし、上手なわけ。また食べたい、行きたいと思うんだよね
長谷川:じゃふたりはセシルの(もくろみの)前から知り合いで
     わたしは初めてです
吉瀬:でも待ち時間にすごいしゃべるよね

■モデルを目指したきっかけ
板谷:モデルブームがあった。日本のファッション誌にケイト・モスの眼に
    カメラマンとかスタイリスト、ヘアメイク写ってるのを高校時代に見たわけ
    ファッション誌に興味が沸いて、モデルやりたいって
    Peachの読者モデルに応募して
吉瀬:福岡に居る高校生の時に?自分で?
板谷:うん。夜行列車に母と乗って、オーディション受けに行ったりしてた
吉瀬:そっから女優には?
板谷:大谷(健太郎)監督に「映画を一緒にやらないか」と言われてやったら
    「映画やりたい!」  

■方言~遅咲き

吉瀬:福岡ってことは方言スゴイあるじゃない?方言出なかった?
板谷:でたでた
吉瀬:私それですっごい苦戦した。私は方言でやめちゃったタイプ
   福岡って微妙な語尾だよね
長谷川:余計直しづらいよね
吉瀬:そうなの。すごい直しづらくって。これが方言なんですか?って
    イントネーション直すのすごい苦戦して、そんなの嫌だってなった
長谷川:1回ストップして、またやろうってなったのは?
吉瀬:遅咲きで、32歳。上京したのが20歳だから。
    モデルは自分の立ち位置がだいたい確立してるじゃない?
    私の場合はカバーにも行けない、どうしたらいい?ってなった時に
    女優としていきたいって。トントンってきたわけではない

■ハセキョーブーム


長谷川:私は25ですね。早かったわけではない
板谷:ハセキョーってなったのはいくつの時?

長谷川:あれが25。ポンポン次のドラマが入ってきて入ってきて
     広告もポンポンポンポン入ってきて
     一つのドラマが、一緒に共演する役者さんの都合で、夜中の3時とか
     4時とかに撮影スタートとかになったのが結構あったんですよ
     で、8時までとか。ほかのドラマが夜中の12時までとかやってたら
     その3時までに入って8時ぐらいまでやったら、
     またもう1本ドラマが朝10時過ぎからとかやって、てのがありました。
     明日撮影だ!てのがあっても「今度はコマーシャル撮影があります」
     ほんとに休む暇がない。
     自分も子供だったし、仕事いっぱい頂けるのは感謝って正直なくて
     辛くってしょうがないとか
板谷:一個ずつこなしていくしかないね
長谷川:ちゃんとじっくりやっていきたかったのに、バンバンお話をいただけちゃうのが
     嬉しくもあり、すごく怖くって、ブームとか言われちゃうと尚更
     「ブームなくなったらあたしのことどうしてくれんだい!」みたいな感じがあって
     ここでちゃんとなにか残しておかないと、風が吹き終わったら
     みんな私のことを忘れるんじゃないかなとか恐怖心はすごくあった20代。
     今思えばもっと楽しんでおけばよかったと言いたいけど
     「当時ブームだった」と言われるの、あんまり嬉しくない
     今も頑張ってるのに

板谷:その通りだと思う
長谷川:聞かれるの。取材とかでも。当時はどういう気持ちでしたか、とか
     それは素直にお答えするんだけども、当時とか言われると
     あたし終わっちゃってるみたい。...
板谷:今も一緒に同じように頑張ってるのにねぇ
長谷川:貴重な経験でしたけど、あんな仕事の仕方は今はできない
     もう体力も持たないです

■原田美枝子の言葉

吉瀬:仕事を決めるときのポイントとかある?

板谷:その時その時によって違うけど
吉瀬:由夏ずっと続いてるもんね
板谷:貧乏性?(笑)子供産んだ若い頃に原田美枝子さんが3人子供いらっしゃって
    「多分これからもうひとりか二人生まれると思うんだけど、
     やりたいってちょっとでも浮かんだら全部やりなさい」って
    おっしゃってくれて。その時しかないんだよって
    「子供がいるからとか、何かあるからとか理由付けはいくらでもできるから
    あなたがやりたいと思ったら、何が何でも絶対にしたほうがいい」って
    言われたの。それがすごくベースにあって。

吉瀬:すごく悩むわけ。子供はまだ小さいでしょ
    でもこれを手放すっていうのがすごい格闘があった
    仕事より子供って思ったらそっちを優先しちゃう
    じゃないとズルズルズルズルしちゃうと思う

■ブランドを立ち上げた理由
板谷 私たちの仕事ってすごい受身じゃないですか
    プロデューサーがいて、スタッフがいて、台本があって
    その役をどうするかと考えたとき、私何も自分でしたことがないと思って
    37、8のときに思って。主人も作ってる人だから
    1回ゼロからスタートしようと思って
    

吉瀬美智子と板谷由夏は同い年。
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サワコの朝 吉瀬美智子 2012

2017.08.07

ボクらの時代 村上虹郎×浅野忠信×長谷井宏紀

浅野忠信は村上虹郎の父・淳と同い年、長谷井宏紀とは昔からの友人。

村上:僕がギター弾き始めたのが中1、母親が(UA)音楽やってるけど全然別経由
    学校の友達がゆずとかスピッツとかを弾いてて、そっから音楽に入ったんです。
    家ではビートルズとか、いい音楽たくさん聴いてるんだけど
    きっかけとしてはそっちから。歌ってたら「聴いてられへんわ」(笑)
    めげずに歌ってた
※中2の頃UAに「歌はやめろ」と言われた

浅野:今でも練習してる?
村上:たまに。そうですね。
浅野:聴きたいわ
長谷井:だけど胸毛自慢されたのね
村上:結構早かったです。いま見せないですけど。
浅野:俺は高2ぐらいから
村上:俺もっと早かったです。高2ぐらいの時にオヤジを超えました
浅野:お父さんより生えてんだ?すごいね
長谷井:それってお父さん的にはさ、子供が巣立っていく感じは感じたのかな
     見せたのお父さんに?びっくりぽん的な
村上:見せました。そんなこと無いでしょ、って(笑)
浅野:今のスゴイ喋り方が似てた

浅野忠信の祖父の名前はウィラード・オバリー

村上:俺の家族にそんな名前の人がいるのが不思議でならない
    装苑の表紙にすーちゃん(SUMIRE:浅野忠信の娘)と二人で撮って
    同じ年にCharaさんとライブで共演して。母親も久しぶりにライブやったんです
    かたや(浅野忠信と村上淳は)「グラスホッパー」撮影してたんです ※2014年
浅野:すごいねえ。めっちゃみんなリンクしてたんだ
村上:「私の男」試写に親父と行ったんですよ
浅野:ムラジュンがメールくれた
村上:親父がすぐ電話して。すぐ電話するくせがあるんですよ
    「すごかったよ、ショーン・ペン超えてるよ」みたいな。ちょっと恥ずかしい(笑)
浅野:言ってもらったかも
村上:じゃ代わるよって、急に俺に代わったんですよ
    一応「はじめまして、虹郎です」「俳優やるの?」って聞かれて「たぶん」答えて
    それ今でも心残りで。いろんなことがこれからあると思うんですけど
    「やる」という気持ちで
長谷井:それ、自分の中でおっきいかも
浅野:役者やっていこうというきっかけは何かあったの?
村上:自分の映画を見て、悔しかったんですよほんとに
    監督がOKしてるからOKなんだけども「お前まだ出来るだろ!」
    スクリーンの自分に思って。次もっとうまくやってやるわって。
    まんまとツボにはまって、続けてますけど(笑)

浅野:その次の作品見た時どうだったの?
村上:毎回悔しいです(笑)最低の日ですね毎回。どんな作品でも。
    どんな気持ちで観てますか?自分の出演作
浅野:俺は自分が大好きだから。「俺はいいんだけどな」って毎回見ちゃってる
    「お前まだ出来るだろ!」ってほかの人に。
    「なんでこいつ出しちゃったんだろ」とか(笑)
    自分出てきたとき「これもうちょっと引っ張ったほうがいいんじゃない?」
    俺すげーやなやつだったかもね、子供の頃。
長谷井:20代の頃に味わった撮影、監督と今の状況ってどうなの

浅野:ぜんっぜん違う。理不尽だと思ってる。
    10代20代は面白い監督いっぱいいたから。いまもいるんだけど
    「役になるってこういうことだ」とか、こうだああだって教えてもらって
    いま現場入ったらさ、そのことよりも

    違うことが優先されてたりすると、えー!って。
    なんでこんな真逆なことで俺ら待たされるの?て。
    すごい嫌だね。あの時はあの時で嫌だったけど今は今で嫌だね
    30代の頃ちょっとつまづいちゃって。この先どうすればいいんだろうて感じ
    そのおかげでいろんな作品に出られて、いろんな役やれたから
    40代のびのびやらしてもらってる
村上:でも浅野さんウィキペディアの写真DJですよね(笑)
浅野:俺自分じゃいじれないからさ、作品なんだろと思って
    調べるとあの写真が出てくる。これ全然俳優関係ないよな(笑)

村上虹郎は高1で留学、帰ってきたら母さんから「映画やんない?」
学校行ってるし留学でお金出してもらってるし、1回断ったけど
映画に関わりたいという気持ちから、東京のオーディション終わってるんで
奄美のオーディションを「出世払いで」払ってもらって1回落ちて。
お小遣いは500円玉でもらってた。
「増やしてもらいたかったら、自分で頑張ってみんなに認められるようになりなさい」

長谷井:セルビアにいたとき、笑い話で聞かせてもらったんだけど
     喫茶店で50円だったものが、店で売る時1万円になってたりする
     お金の価値が社会情勢や紛争で、どっかんどっかん変わるわけ。
     10円のものが1万円になる手前で
     みんなで走って50円払って逃げる、みたいな。
     1万円が1万円で有り続けるのは誰にも保証されない。ただの紙だから。
     そこが面白いなあって思った。
     ......寅さん見たことある?旅の終りと恋愛(の終わり)、一緒に来るんですよ。
     面白い生き方をする人が、面白い演技ができる

UAは現在カナダ在住。
弟のへその緒を切ったのは村上虹郎。自宅出産。
3番目の弟は外食行って帰って、真夜中に生まれた。
真っ裸でへその緒が繋がってた。
思春期に愛に溢れた母親をどうしたら傷つけられるか、考えていた。
同業の父親を超えようとはおもうけど、母親は歌手だし、手の上で転ばされてる。
...マザコンだし


2017.07.30

【抜粋】ボクらの時代 コムアイ×二階堂ふみ×菅原小春

コムアイ(以下コ):ダンス始めたの10歳で?
菅原(以下菅:)はい、10歳で
二階堂(以下二):もっと早いイメージ、ダンスって、3歳とか

菅:たぶん、踊ってたんだけどクラシックとかではなくストリートでずっと
  ちっちゃい時からやってて、スタジオに入ったのが10歳。
コ:菅原さんのダンス見てて「うわ、この人なんか、踊るの面白がってるな」って(笑)
 上手い人ってうまいのから先に入っちゃうけど、そうじゃなかった。
菅:練習の時はわざとちっちゃいスタジオ入って、暖房かけて、夏でも冬でも
  汗かいてないんじゃないんで、踊ってる時に汗かかないのが気持ち悪い。
コ:でも踊ってるとき、つめたい風が吹いてくる
菅:私、体冷えちゃうから
コ:ええ~面白い。

二:靴下4枚履いてるんです。冷え取り
コ:なんか早くない?
二:20歳ぐらいからはじめた。シルク、綿、シルク、綿、みたいな。腹巻とかもしてて。
  毎日。気持ちよくて、そっちのほうが。必要なさそうですよね。
菅:でも冷え性です
二:アスリートに近い

コ:いま、これあたしやらなきゃ、って思ってること、なんですか
菅:自己を表現しまくってきちゃったから、ちゃんとテクニックの部分をやらないと
  体が無理なんですよ。体が無理って言ってるんです。もう踊れないって。
コ:え、どういうこと?
菅:その曲に対して感情が先に出ちゃってるから、どこに行くかわかんないんですよ
  そうすると、もうやめたい、やりたくないって
コ:体の声なんだ
菅:そうです
二:マインドが違うっていうのは「表現」てとこにしか、もしかしたらもうないのかも
菅:型にハマるってことを、もう少しちゃんと練習したりとか
  自分の体でここがこうなんだってことをわかることをしたら。

(コムアイと二階堂ふみは大学の先輩・後輩)
コ:大学に行かなくてよかったんじゃないかと思ってる。畑をやろうと思ったの。
二:ハマったんでしょ、土に
コ:農作業する生活にするか、大学に行くか迷ってて、冒険しないほう選んだの。  
  今は行っちゃえよって思うから

菅:18の時に1回外に出て。海外行ってる時はワークショップで教えてる方が多い
二:全然違います?
菅:日本だと四角の中で、枠の中から飛び出す動きがすごい苦手なので
  右なら右、左なら左。決まり手が美しいと思ってる。
  だからこそいいっていうのもあるんですけど、踊った時に自由を表現するのが
  少し苦手だったりしちゃうから、はみだそうよって

二:小春っちもコムちゃんも、私の中では生でパフォーマンスをする
  要はそこに来てる人を満足させられるかっていう。
  常に焦りがあって、ここ2年ぐらい
コ:なんの?
二:自分が表現をするけど、全部を作ってるわけじゃないから。
  なんかちょっともどかしいみたいな。どうすればいいんだろうって
  でもそれがエネルギーになってる。10代の頃はもっと揺るぎなくて、ここを詰めてって
  できてたのが、大人になって(できない)
菅:ピュアさがない。自分でこなしてっちゃって、ダンスで言うと、ダンス踊れない人が
  踊ってるほうがかっこいいんですよ。見てて、私には一生できない。
二:映画の現場も、一番最初の頃が一番自分らしかったっていうか
  今器用にできるようになってきた自分も、なんかちょっと、技術みたいなものが
  勝手に染み込んでる瞬間に気づいたことがあって
  求められてて、監督もOKっていうのがすごい悲しくって
  でもここでわがままって思われたらどうしようって思っちゃうと言えなくて。
 
  テレビも出させていただけるようになってすごく嬉しいし、
  頑張らなきゃいけないって思うけど、私でいいのかなとか
  こんなこと言ったらこうなっちゃうのかなとか、ホントにくだらないって思うけど
  自分に関する嘘しか書かれてない記事とか、どうすればいいんだろうって
  すごく怖い

菅:細くなきゃいけないんだとか、自分を見失っちゃうし嫌いになっちゃうし
   怖くなっちゃうから。私は私でしかなくて、あなたにはなれなくて、っていうのに
   たどり着くまでに悩んだ時期はすごいあって。
   西加奈子さんに相談したら「小春ちゃん輝いてる!」(笑)「うつくし~!」って
   そういうことで悩めるの、今しかできないから。
二:30年後の私は美しいって思えてるのかも
菅:過去は過去だし。私はあまり振り返らなくて。
  「あの時こうすればよかった」1個もなくて。全部感謝だと思ってる。
  

コムアイ「すごくいい遺伝子の子供が欲しい」
ずっと一緒に暮らすのは難しいかもしれないけど、その遺伝子の子供     
二階堂ふみ:毎日一緒にいられる友達が理想。もっと友達になろうとか
        そういう柔軟性のある人。
■関連記事
SWITCH インタビュー 二階堂ふみ×菅井円加 2015
SWITCH インタビュー  松岡正剛×コムアイ 2017 

2017.07.16

【抜粋】ボクらの時代 ムロツヨシ×佐藤二朗×安田顕

■酔って全裸で土下座した安田顕

ムロ:二人で飲むようになったのは(2014年の)舞台ですよね?
佐藤:安田さんはいろんな役になるんだけど、掘り下げ方というか
   一緒に共演したらわかるわけよ。俺、わりと綺麗なマダム役。
   俺と踊るシーンがあるんだけど、体絞ってるから。
   社交ダンスしててもねえ、なんか、腰の肉付きがいい気がする(笑)
   コイツだったらヤレるなっていう(笑)
ムロ:今のお話される前になんて言ったか知ってます?「真面目な話」(笑)
    よくその話にたどり着きましたね
佐藤:それでリスペクトしちゃって。俳優として。結構飲むようになったよね
安田:最初お会いした時からこの方すごいなっていう尊敬の念と
    好き好き光線が多かった。
ムロ:なるほどなるほど。ヤスケンさんから
安田:そうそう。年々愛着が増してますね
佐藤:でも、ムロもすごいよ。自分より人の才能が早く潰れろって(笑)
    悔しさってものがないんだよね
安田:おふたりのCMがかかった時に「あっ、出てる!!」(笑)
    7:3ぐらいで「チキショ~!」ってなったりしない?
佐藤:あっわかるわかる

ムロ:たいていベロベロになる。よくふたりっきりで飲めますね
   ベロベロになることが増えてきたんですけど、先に飲まれちゃうんでおふたりが
佐藤:なんとか自分がしっかりしようって思うわけ
ムロ:本当に酔うんで。覚悟して下さいね。
    1回うちに来て全裸で土下座しながら「きょうはすいません」言いながら
    ずーっと酒飲んでました(笑)   
安田:ホントだから
佐藤:ああ、屋内で良かったって
安田:(ムロさんに)あなたが1回うちに来てください(笑)

■TEAM NAC5/食えるようになるまで
安田:根っこは5でスタートしてるんだけど、1で勝負してる。個で勝負してる感覚
佐藤:1回飲んだ時に「家族です」言ってましたよ。お前覚えてないの?
安田:それは僕言ってないです(笑)
佐藤:何回も行ってるっつーんだっ!..食えるようになったのはいつから?
安田:僕ね~...早かったですよ
佐藤:あれまっ、そっか
安田:バイトをしなくて良くなったのとか、食べられるようになったとかは早かった
    26.7。
佐藤:早かったですね。僕まったく暗中模索してる時。
    はっきり覚えてるのは結婚したのが僕が33、嫁が29の時
    嫁が30の大台になると。それであれ、この3ヶ月、俺バイトしてないわって
    気づいたのと、嫁が30だって時期が全く一緒だったんですよ
    これを逃しちゃいかんと思って。
ムロ;僕が一番遅いですね。3~4年前だと思います
    僕30でバイト辞めてるんです。ユースケ・サンタマリアさんに助言されて。
    そっから借金が増えてって、借金返せて、来月も再来月も食えるってなったのが
    3年前とか
安田:借金の理由って何
ムロ:生活費とか。食べれないから。事務所の社長にお借りしたりとか
安田:え?もっと前から出てた...
ムロ:食える月はあるんです。食えない月があって
   大丈夫だってなったのは3年前。食えた瞬間「この継続って大変だな」
安田:こわくない?
ムロ:小泉孝太郎とかユースケさんとかどんどん僕の話を使ってくださって。
佐藤:若い女の子達の心を動かす何かがあるんだろうね
ムロ:それはでもあれじゃないですか、嵐の番組に出たから(笑)
    つらいですよね。マスコット的な可愛さは。人は飽きるし(笑)
    可愛いじゃないところに行きたいわけですから。

佐藤:結婚しないんですか?
ムロ:なかったんですよ。願望も。さっき言った「ご飯食べれるようになるのが3年前」
   結婚しない理由の一つに「経済的に成立しない自分」があって。
   どこぞの人をもらっていいのか
佐藤:それはわかるんだけどさ
ムロ:3年続いた今となっては、恥ずかしながら親になってみたいなという気持ちが。
   自分の子供を見てみたい。子供を育てる自分と、
   子供に教わる自分じゃないけど、子供を見ている時間が欲しいなと。
   家族力ですかね。
佐藤:(ある女優がムロさんのことを)ありゃ結婚しねぇな(笑)
ムロ:山田孝之とか、小栗とか、家族ぐるみになってくると
   子供はおもしれえとか楽しいとかいうのを見てると、ああそうかと

安田:私ね、何言ってるか聞き取れないところがあるって
    奥さんと結婚して長いんですけど「ごめん、正直何言ってるかわかんない」(笑)
ムロ:随分遅い告白でしたね。カンで会話してたんですかね

※あと人の話を全然聞いてなかったヤスケンさん。医療事務をしていたことがある
 佐藤さんの義父は寺の住職で「NHKに出たものを見せろ」   
 人生の転機は小4の学芸会。
 入社式の当日に退職し「入社日と退社日が同じなのは君だけだ」と言われた。

2017.07.09

ボクらの時代 華原朋美×高嶋ちさ子×軽部真一 炎上、包容力と物乞いについて

華原:こんなに正直な方いらっしゃらないと思うんですよ
    ツイッターとか見てると「寝てて、今日は疲れてる。」旦那様がお出かけされる時に
高嶋:「心は玄関で見送ってるからね」
華原:かわいい~、と思っちゃいましたね
軽部:でも玄関までお見送りにはいかないということでしょ(笑)
高嶋:いつもは行ってるけど、その日はひどく疲れてる
華原:こんな人いないですよ。普段すごく言ってるのに、心の中ではそう思えるっていう
    素直さ。ものすごく尊敬してます
軽部:ツイッター、どうにでも書けるじゃない(笑)

■人生はバンジージャンプ/恋愛と結婚
軽部:大ブレイクをしたあとに急降下をしました。バンジージャンプして
   1回目の上がりの時、2005年に僕は初めて会ってインタビューした場所が
   千葉の乗馬クラブだったんです
華原:そうでした。あの頃は少し立ち直ってた時期でしたね
軽部:でもそのあと、まさかって感じでまたもう1回バンジージャンプ。
華原:結構何回も飛んでますね
高嶋:バンジーって何回
華原:5年に1回とか
高嶋:そうなの。不死鳥のように蘇ってね毎回。

軽部:ふたりを見てると、恋愛に関しておそらく対照的な歩みを
    ここまでしてきたんだろうなと、すごく思う。恋多き女と、恋無き女(笑)

華原:ええっ、じゃなんで結婚したんですか
高嶋:その時だけめちゃくちゃ力発揮したから。
    だってさ、結婚して10年も20年も経ったらさあ。
    ここだってすごい大恋愛だったんだから
華原:どんな?
軽部:いやいやいやいや
高嶋:今なんてけちょんけちょんなんだから(笑)みんなそうなのよ
華原:手なんて繋いだりする?
高嶋:聞きたくないよね、どうでもいいよね(笑)
    みんな今見てる人がどうでもいいと
軽部:いやいや、すごい聞きたいと思う
高嶋:いやいや、いいから早く次行って次
華原:「好きだよ」とかいう?
高嶋:やめてよ(笑)
軽部:出会いがあって。フジテレビの医務室で出会ったんです
華原:え?お医者さんっすか
軽部:女医さんなの
華原:診てもらったんですか。それから好きになったの
軽部:そうそうそう
高嶋:ギャハハハハ!そういうのやめようよ。今のここの二人知ってるからもう
    聞きたくないなあ
軽部:なんで。いいじゃないそんぐらい
高嶋:どうやって口説き落としたかも知ってんだ、あたし
    教えてあげようか。医務室に週1回来るのね、その奥さんが。
    次来るときに台本とか楽譜とかを待合室で見てるわけ。
    その奥さんになる人が
    「あれ?楽譜とかご覧になってコンサートとかやってるんですか?」言ったら
    「今度コンサートあるんだよね」
    「行きたい!!」って言わせて付き合った。そんときもねえ、目がハートだったって
    こういうの恋は盲目って言うんだなって
華原:じゃもうぞっこんだったんですね。
高嶋:それが今はもうホント。いっぱいすごい食べてるからLINEとかであたしが
    「今日も豚みたいに食ってたよ」って。怒られればいいやって。
    そしたら「大丈夫です。保険には入りましたから」(笑)
    わるいひとじゃないからいいんだよもう。

■男に包容力を望むのが間違い

華原:高嶋さんが「こっちのひとがいいよ」って言ったのに違う人と付き合ったり
高嶋:絶対ダメだって言ってんのよ、あたし
華原:ダメだったですね。ほんとすいませんでした
高嶋:言ったじゃん、遊んでる場合じゃないって言ったよね
華原:言った言った
軽部:今年に入って「婚活してま~す」言ったじゃないですか
    いろんな人に会いまくってるの?
華原:会ってるんですけど、望みが大きすぎるのかな
高嶋:男に何を望むの?ねえ
華原:包容力
高嶋:男に包容力があると思ってるのが間違いだよ

華原:昔のように考え過ぎるんですよね。包容力があってなんでも買ってくれて
    昔はデートの時にあれかわいい~欲しいなって言ったら
    「買ってあげようか」って言葉が必ず付いてくるような
高嶋:最悪~物乞いだよそれ
華原:物乞いです。そういう恋愛をよくしてきた
高嶋:ヨクシテキタ
軽部:基本的に甘えて甘えて甘えてってのを続けてきたってことですよね
華原:だって出だしがあんなにチヤホヤされて。あの恋愛ですよ
高嶋:KT
軽部:(笑)KTね。KTでもいいんだけど
高嶋:結婚して旦那さんにモノ頼むでしょ。8割がた聞いてないよ
   お醤油とってって言っても目の前にあっても「どこ?」って言う(笑)
軽部:ほんとそう。冷蔵庫のどこにあるかわかんないし
    「ゆずごしょうどこ?」とか聞いちゃうわけ
高嶋:男に左右される人生送っちゃいけないって言われたの。あたし。親に。
華原:ほんとに夢の夢ですね。自分に旦那さんが出来るのって
    あたし子供が欲しいなあ
軽部:去年も言ってたよねえ。スタイルもいいし。インスタの写真も
華原:あれはちょっと加工してるんですよ
軽部:それ言わなくてもいいじゃん
高嶋:いつかバレるんだから、言っといたほうがいいよ。
   (軽部さんは)加工したってどうにもなんないんだからさ

■夫について/高嶋ちさ子に怒られて泣く
高嶋:全然普通の人ですけど
華原:だってこんな女性をね、面倒見るって
軽部:結構なことです
華原:お会いしたことある
高嶋:傷舐めあってる
華原:旦那さんが涙することも何度かあったんですか
高嶋:何度も何度も
軽部:僕もありますよ
華原:泣かされるんですか?
軽部:この人に怒られて
高嶋:説教しますからねあたし。「人間とは!」みたいに
軽部:僕もありますよ。根本として僕が悪いとこがあって
   そこを彼女がするどく突いてくる。そこで怒っちゃうんだ?ってとこもあるんです
高嶋:どこ?
軽部:ま、あんまりないですけど。その時に絶対それを言っちゃいけない
高嶋:感じワル~~
軽部:僕も「ああそうだよね、ごめん」っつって
高嶋:どこで自分が「もう三枚目で行こう」って思ったの?
    だって最初はカッコいいと思ってたよね?
軽部:思ってないよ!思っていませんよ
華原:ええ~
高嶋:カッコつけてたもん。それでなっちゃんと菊ちゃんが
   「絶対かっこいいと思ってるのぶち壊してきて、ちさちゃん」って
   いっつも言われてて、ケチョンケチョンに言ったら逆に呼び出されて
   「ああいうことだけは言わないでくれ」って言われて
軽部:始まったばっかりの時ね
高嶋:次の週のコンサートの時はすごい褒めてみたの。
    そしたらお客さんが全然反応しなくって。面白くねえって感じで。
    そしたらまた「次の時はバカとかなんでもいいから言ってくれ」って
軽部:「お願いだから言って」みたいな

■炎上騒動
軽部:二人は似ているなって、最近思うんですよ
   さっき言ったように、恋愛に関しては対照的ですよ。
   でも「世間を賑わす女」「世間を騒がす女」「喋れば炎上する女」
高嶋:朋ちゃんは炎上しても何とも思わないんだよね
    炎上してナンボなの。あたしは自分の名前をネットで見るたびカチンとくるわけ
軽部:でも、慣れたでしょ?あの、ゲーム機バキバキ以降。
    いくつかの節目があるんですよ。第一期、第二期、第三期。
高嶋:こういうの大好きなの。人の年表作るの(笑)
軽部:第一期はアメリカから帰ってきた、1996~7年頃
   「クラシック界の森高」って呼ばれた頃なんですよ
華原:誰がですか?(笑)
高嶋:いいねそのリアクション
軽部:第二期は10年ぐらいして、ママになるんですよ。2007年頃
   ママとしての高嶋ちさ子が確立されて、子育てやりながらがクローズアップされる
   そして第三期。2016年春。ゲーム機バキバキ事件。
高嶋:何嬉しそうに言うのね
軽部:彼女にとっての大きな転機。第三期ですよ。
   高嶋ちさ子という名が全国区になり、そこまでも有名だっだけど
   一層全国区になった。バラエティから引っ張りだこになり
   出れば視聴率を稼ぐ女
高嶋:そんなのないってば。何が言いたいのよ
軽部:だからゲーム機バキバキってのは
高嶋:うるっせえ
軽部:もうそっからは何を書かれようともう気にしてないと思う
高嶋:いやいや、気にする。だってあたし、
    自分の中では自分を優しい、いい人だって思ってるから

華原:それは違います
高嶋:だから腑に落ちないわけ
華原:優しくないし人に気ィ使わないし(笑)本気だし。恐いです。
    ゲーム機バキバキの時も本気だった
高嶋:私は自分のことダメだし、バカな奴だと思ってるけど
    根本はそんな馬鹿じゃないし、やれるんじゃないかという気持ちが常にあったけど
    子供が産まれて、これまた言うこと聞かなくて
    教育方針も「絶対これだけは譲らない」って思って育ててて
    そうやっても裏目にしか出なくて、この戦法って、手を替え品を替えても
    思うとおりにならないから、もうホント挫折だよね

    人の痛みが分かるようになる。
華原:人の痛みが分かるんですか?
高嶋:わかるの。
華原:人の痛みわからなそう(笑)
軽部:一切信用してないよ
高嶋:あとね、切ないって気持ちが最近よくわかるの
華原:ええええ~~!!切なくなる事って絶対ないですよね?
高嶋:こないだ、うちの長男が学年で平泳ぎ3位だったの。
    すごいと思って、帰ってきて「今日なんかいいことあったんでしょ」
    他のお母さんから聞いたから。そしたら「ないよ」
    「だって平泳ぎ3位だったんでしょ、すごいよ」褒めたら
    「だって弟は毎回1位だろ」1位じゃないと褒めてもらえないと思ってるから
    自分で言わなかったっての聞いて、せつな~と思って。
華原:できたこども(笑)お母さんに気ィつかってますよね、すっごい。
軽部:だんだんそうなってきますよね。お母さんのキャラクターもわかってくるからね
華原:ツイッターで言ってますよね
高嶋:学校で「ママってホントは怖くないんだよ」って言っちゃったって。
    みんなが思ってるより、うちの子達ママが好きなの
    参観日も話しやすそうに「ママ~~!!」
軽部:そ~れはちょっとねぇ
高嶋:いつもあんなじゃないじゃないってぐらい、興奮してるの
軽部:何かあったんじゃないの?
高嶋:参観でもなるべく見えないようにしないと興奮しちゃうんだよ
軽部:愛されママのアピール
高嶋:アピールじゃないよ。どうせ「くさいからあっち行って」言われてんでしょ
軽部:まだ言われてない

    

2017.07.02

【抜粋】ボクらの時代 万城目学×森見登美彦×上田誠

万城目(以下万):寄らしてくださいって言っても 「いや、心を許した人しか上げさせない」
森見(以下森):ああそうそう。万城目さん来たことない
万:いちいち理由言わんでええんちゃうって思いますけど
上田:僕はよく...
万:なんと(笑)
森:綿矢りささんも(来た)。万城目さんぐらいですよ、来た事ないの。
万:おかしいでしょ。仕事場で撮った写真見て、本棚に同じ本があるとかリサーチ済み。
森:そんなことまで(笑)
  出来るだけ仕事に関わることは、万城目さんとはしゃべらない。
  万城目さんとは一応ライバル。役に立つ意見とか言いたくない
万:全然ライバルとか思ってないです(笑)
  小説書いてるんだから、ひとりで荒野を歩いてるような感じがするんですよ
  テリトリーを誰かと奪い合ってる気もなく、そういう時に森見さんは
森:今はあんまり気にしないけど、お互いに関西で  

万:静岡で働いてますよ。あ、いや無職でした
森:んふふふ。
万:会社を辞めて
上:1回会社をやめられたんですよね。どれぐらいで
万:2年とちょっとですね。全然書けないですよね。疲れちゃってるから。
  スパッとやめて、無職の間に集中して。できたらラッキーやし、できんかったら諦めて
  就職しようと僕は思って決断したんですけど。だからデビューしてお会いしたら
  働いてるんですよ。めっちゃフルタイムで。フルタイムで書いてる僕よりも書いてて
森:あの頃はね
万:これは具合悪くなるでしょ、って言ったら「いやいや俺はやる」みたいな感じのことを
森:そんなこと言うたかな
万:「鬼神の如く俺は働く」みたいな感じで言ってて。これは怪しいな思うとったら
  やっぱパンクしはって

※2011年、森見さんは作家業が多忙を極め体調不良に
 休業のため多くの連載をストップし、東京から故郷の奈良へ引越す


森:東京に居て、国会図書館に勤めながら連載もやってたんですよ。
万:僕の中で森見さんと編集者の図が、手塚治虫のトキワ荘みたい(笑)
森:あの時期はちょっとおかしかったんですよ。自分の能力を過信し(笑)
  編集者の皆さんも僕の能力を過信して
万:ほんの一年経って「奈良で毎日散歩してます」とかね
  「美術館回ってます」とかね
森:暗黒時代ね。「お前やばいぞ」言っても多分聞かないと思う。その当時の自分は
  理屈ではわかるけど今の自分はこういう状況だからやらざるを得ないんだ、という
  聞く耳持たないと思うんですよ
上:僕も似たような時期が確か。僕のほうが先で

森:万城目さんは割にセーブして、ちゃんとやってますよね
万:小学校の時に「まんが道」読んで。調子こいていっぱいいっぱい引き受けて
  すべての連載を落とすっていうのを読んで。ああいうふうにはなりませんって
  すごい思って。絶対1個しかやらないんですよ
森:ずっと一つのもの書いてたら「ウ~」ってならないですか
万:それアレですよ、編集者の思うツボですよ(笑)
 「気分転換にこれ(もう1本連載を)どう?」って言っちゃうかもしれない
森:いやいやもうやらないですよ
万:気分転換なんかないって。そういう風に言ってくるんですよ
  余計死ぬだけや。気分転換は書かないことであって。
森:プレステはするんですけど
上:朝とかは元気なんですけど、文章も書けるんですけど
森:元気じゃないと書けないですよね。元気なくなってくると、お話追うだけになっちゃう
上:ああ、分かりますね
森:そのまままっすぐ進んでいくと面白くなくなって
  時々ずれた飛び方するとか。あれ、そっちに飛ぶの?みたいな
  で、本題に戻って。ブレも面白い
万:僕は森見さんと完全に正反対
上:完全にメチャクチャ共感してました。
森:その膨らみが新しいものを連れてきて、また書きながら膨らんでいく
万:全部をやりきり、疲れきってようやく頭の中から遊びがなくなって
  初めて書けるんですよ。遊びたい怠けたいが全部消えて最後に字書くんですよ
森:そこまで反対とは思わなかった
万:元気な時って、逆に、絞れなくないですか?疲れてようやく落ち着いて
上:すごい旺盛やないですか
森:生命力が強いんですよ
万:なんですかそれ。何を知ってるんですか(笑)

万:登場人物が勝手に動く、みたいなことおっしゃる方がいるんですよね
  ないわ~、思うんですけどね
上:順序だてて、っていう?
  ルールを外れてっていうのは、劇団員の方が上手
森:自分の文章で勝手にやる。万城目さんみたいに全部コントロールしてやるのは
  暗黒時代に経験したことなんですけど。完璧に構想作って描こうとしたけど
  3日で無理でしたね
万:先に決めへんと
森:何となくあっちの方へ行きたいなと
万:不安で書けないですよ。初めて文章書き始めたの何歳の時?
森:小学校の3年生ぐらい。最初は紙芝居でした。クラスのお楽しみ会。
万:僕は21歳の時ですよ。突然長編小説が書けて。3人ぐらいに読ませました。
  その3人が「気持ち悪い。読まれへん」(笑)
  「主人公が万城目に見えて気持ち悪い」
  所々村上春樹の小説のシーンみたいのが入ってて
  自分で全然そんなつもりないのに「村上春樹の小説で読んだ気がする」
  言われるわけですよ。そんなん絶対ないで、思って書いてたら
  同じようなシーンがあったりして。それからあかんわと

上:パソコンでゲーム作ってプログラミングやったりして
  理系に進もうかな思ったとき、たまたま演劇に出会って。高校ですね。
  頼まれて書いて。好きで、ってとこから全然入ってない。
森:スポーツもしないから書いてるか、自転車で遠くに行ってしまうか
  自動販売機が好きなんですよ。今も。郊外の住宅地や溜池の周りに
  自動販売機があると、自分の頭に書いて。
上:自動販売機は僕も好き
万:なんでそんな相槌打てるの。この話に。
上:森見さんとは気が合ってる
万:なんですか、それ
上:自動販売機がある風景を、僕も自分の劇で書いて。
森:人に好きって言えないから小説に書くんですよ

万:下宿に帰るときに自転車こいでたら
  風がふわっと吹いてきて。鴨川方面から。ちょうど3回生で何もやることなくて
  透明というか。半年もたてば就職活動が始まる。
  急に文字で書き留めなくちゃいけないと思って長編小説になった。

※放送開始13分でオープニングが流れるのっていつもと違う感じ

万城目さんは東電の株買ったら震災が来て大損
勝間和代がね、タンス預金してる奴は馬鹿だ、株と資産と分散しなくちゃダメだと
その通りだと思ってやったら株が暴落して、ほんとタンス預金がいちばんだ。
真面目に書いて慎ましく生活するのが一番。
ストレスを常に感じた方がいい作品が書ける

森見さんは生活の糧が別にないと、編集者と対等に話せないと思った
しょうもない小説書いて売れなかったら自分でコントロールできる

上田さんは東京と関西の往復。サウナのような生活

万城目さんおもろかった
  

2017.06.18

ボクらの時代 中尾ミエ×和田アキ子×いしだあゆみ(抜粋)

あごを怪我したいしだあゆみ

和田:ミエちゃんは私の中では動のイメージ、あゆみちゃんは静のイメージ。
   私生活ではどんな料理作ってんですか
いしだ:買ってきて。冷やすの売ってなくて困ったなと思いながら帰ってきて
     冷蔵庫開けたら冷凍室に大福があったの。それ貼って(笑)
     当ててると手が疲れるから、ガムテープで貼って。 氷もなかったし 
和田:製氷機で作れません?
いしだ:使ってない。
中尾:大福しか入ってないの?
和田:まずよく大福を思いつきましたね。自然解凍にしないとダメだから
    結構置いとかないとダメでしょ
いしだ:ひと晩置いときました(笑)

先輩との上下関係

いしだ:よく泣いたの。怒られて
     今体みなさん大きいけど、アッコちゃん特に大きかったの
     いつも入口のところに立ってるの。
和田:入ったら入ったで「なんか男が居るからメイクもできないわ」言われて
    くそ~って思ってたらあゆみちゃんがポテトチップス食べながら
    「あんなのほっときゃいいのよ」(笑)
    あゆみちゃんありがとうございます
いしだ:いつもなんかこういう(縮こまった)感じだったの

和田:渡辺プロの会の時も、いつもなんかよその事務所の人間が行ったの
    あたし初めてらしいんです。新年会に
    そしたらある人に「あんたなんか来る場所じゃないわよ」言われて
いしだ:ほんとに言葉で言われたの?
和田:はい。ミエちゃんが「ほっときゃいいのよ」おっしゃったんです
   もうそれがあたしはすごくいい先輩
中尾:何気ない言葉で、あたしたち覚えてないけど、
    いっつもこうやって覚えてられるってのは、気をつけなきゃいけないわね
和田:私もそう思ってるんです
中尾:私も10歳で出てきたからね
和田:それまで何やってたんですか
中尾:何って、10歳だから学校よ
    父親が事業に失敗したから、きょうだい6人いて月謝も払えなくなったから
    働かなきゃと思ってある人から渡辺プロの紹介状もらって押しかけた
和田:それまで歌番組には
中尾:のど自慢。のど自慢荒らし。
和田:へえええっ
中尾:ラジオののど自慢に、必ずジャズののど自慢があったの
    ちょっと歌えるかなと思って。13、4
和田:私は大阪でやんちゃ、不良してて。ジャズ喫茶で歌ってて評判になって
いしだ:フィギュアスケートやってて、演技の世界に勧められた
     よくわかんない。気がついたら。私人の言うこと平気で聞くの大丈夫
和田:何言うてるかよくわかりません(笑)
いしだ:普通だったら自分の意思があるじゃないですか。
     「いきなさい」言われて「はい」
     タクシー乗ると「ブルーライトヨコハマ」かかるでしょ
     そんな皆言うほど下手じゃなかった
和田:下手じゃないよ。上手いとか下手じゃなくて、あなた独特なんですよ
    私とかみえちゃんは、はっきり出しちゃうじゃないですか
中尾:ボイストレーニングやってると楽に出るよね
    若い時ってパワーで歌うじゃない。力がつけば力が抜ける
和田:いい言葉。あゆみちゃん1回前歯が取れたのね
いしだ:差し歯がね。触ってたら
和田:8時から生放送なんですよ
いしだ:なんでこんな~~やだ~~
和田:あとでカットしてもいい
いしだ:カットしなくていい(わら)
和田:どうします?って言ったら、マイクのほうが大きいから全然わかんなくて
   そのまま歌ったの。その次あたしだからもうおかしくて
いしだ:ガムがあったから挟んだの(笑)
和田:そんなおかしいことやる割には終ったら「じゃあ、お先」
    なんやったんやろあの人
中尾:美容院行ったら、ヘアスタイルが崩れるから(その日は)寝ないんだって
和田:ホントですか?
いしだ:寝なかった時もあった。
    20代の時、どうしても欲しい靴が小さかったんだけど
    ご自分で伸ばすといいですよ、と言われて
    4日ぐらいずーっと履いて寝てたことがある。痛い痛い
和田:あゆみちゃんのディオリッシモの香りが好きで
    自分のスズランの香りと混ぜて使ってた。美容院もあゆみちゃんの紹介で
いしだ;ディオリッシモ使い始めたのはザ・ピーナッツさんの影響
     憧れてて、ホントに優しい大スターだったの。
中尾:あゆみちゃんはあれよね、結婚したのよね
いしだ:........
和田:テレビ見てる人、あゆみちゃんいじめられてるみたいに見える

中尾:和田アキ子の2度目の結婚披露宴の時
   「だれだ~ご祝儀使ったの!!」って声が聞こえて
   あたしは2度目だから何度もお祝いなんて馬鹿らしいから
   「あたしだよ」って言ったの

中尾ミエは事実婚。

いしだあゆみはショーケンと離婚後はひとり。
「寂しいのが好きなの」

和田アキ子は昨年の紅白落選で本当に泣いたそう

1975年頃の切り抜き

Img029_2

いしだあゆみは夜7時就寝、朝3時起床、ケータイを持たない
ブルーライトって目に悪い、気をつけましょうって言うでしょ
すごい傷つくの、ごめんね~っていう



   

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