ボクらの時代

2017.07.16

【抜粋】ボクらの時代 ムロツヨシ×佐藤二朗×安田顕

■酔って全裸で土下座した安田顕

ムロ:二人で飲むようになったのは(2014年の)舞台ですよね?
佐藤:安田さんはいろんな役になるんだけど、掘り下げ方というか
   一緒に共演したらわかるわけよ。俺、わりと綺麗なマダム役。
   俺と踊るシーンがあるんだけど、体絞ってるから。
   社交ダンスしててもねえ、なんか、腰の肉付きがいい気がする(笑)
   コイツだったらヤレるなっていう(笑)
ムロ:今のお話される前になんて言ったか知ってます?「真面目な話」(笑)
    よくその話にたどり着きましたね
佐藤:それでリスペクトしちゃって。俳優として。結構飲むようになったよね
安田:最初お会いした時からこの方すごいなっていう尊敬の念と
    好き好き光線が多かった。
ムロ:なるほどなるほど。ヤスケンさんから
安田:そうそう。年々愛着が増してますね
佐藤:でも、ムロもすごいよ。自分より人の才能が早く潰れろって(笑)
    悔しさってものがないんだよね
安田:おふたりのCMがかかった時に「あっ、出てる!!」(笑)
    7:3ぐらいで「チキショ~!」ってなったりしない?
佐藤:あっわかるわかる

ムロ:たいていベロベロになる。よくふたりっきりで飲めますね
   ベロベロになることが増えてきたんですけど、先に飲まれちゃうんでおふたりが
佐藤:なんとか自分がしっかりしようって思うわけ
ムロ:本当に酔うんで。覚悟して下さいね。
    1回うちに来て全裸で土下座しながら「きょうはすいません」言いながら
    ずーっと酒飲んでました(笑)   
安田:ホントだから
佐藤:ああ、屋内で良かったって
安田:(ムロさんに)あなたが1回うちに来てください(笑)

■TEAM NAC5/食えるようになるまで
安田:根っこは5でスタートしてるんだけど、1で勝負してる。個で勝負してる感覚
佐藤:1回飲んだ時に「家族です」言ってましたよ。お前覚えてないの?
安田:それは僕言ってないです(笑)
佐藤:何回も行ってるっつーんだっ!..食えるようになったのはいつから?
安田:僕ね~...早かったですよ
佐藤:あれまっ、そっか
安田:バイトをしなくて良くなったのとか、食べられるようになったとかは早かった
    26.7。
佐藤:早かったですね。僕まったく暗中模索してる時。
    はっきり覚えてるのは結婚したのが僕が33、嫁が29の時
    嫁が30の大台になると。それであれ、この3ヶ月、俺バイトしてないわって
    気づいたのと、嫁が30だって時期が全く一緒だったんですよ
    これを逃しちゃいかんと思って。
ムロ;僕が一番遅いですね。3~4年前だと思います
    僕30でバイト辞めてるんです。ユースケ・サンタマリアさんに助言されて。
    そっから借金が増えてって、借金返せて、来月も再来月も食えるってなったのが
    3年前とか
安田:借金の理由って何
ムロ:生活費とか。食べれないから。事務所の社長にお借りしたりとか
安田:え?もっと前から出てた...
ムロ:食える月はあるんです。食えない月があって
   大丈夫だってなったのは3年前。食えた瞬間「この継続って大変だな」
安田:こわくない?
ムロ:小泉孝太郎とかユースケさんとかどんどん僕の話を使ってくださって。
佐藤:若い女の子達の心を動かす何かがあるんだろうね
ムロ:それはでもあれじゃないですか、嵐の番組に出たから(笑)
    つらいですよね。マスコット的な可愛さは。人は飽きるし(笑)
    可愛いじゃないところに行きたいわけですから。

佐藤:結婚しないんですか?
ムロ:なかったんですよ。願望も。さっき言った「ご飯食べれるようになるのが3年前」
   結婚しない理由の一つに「経済的に成立しない自分」があって。
   どこぞの人をもらっていいのか
佐藤:それはわかるんだけどさ
ムロ:3年続いた今となっては、恥ずかしながら親になってみたいなという気持ちが。
   自分の子供を見てみたい。子供を育てる自分と、
   子供に教わる自分じゃないけど、子供を見ている時間が欲しいなと。
   家族力ですかね。
佐藤:(ある女優がムロさんのことを)ありゃ結婚しねぇな(笑)
ムロ:山田孝之とか、小栗とか、家族ぐるみになってくると
   子供はおもしれえとか楽しいとかいうのを見てると、ああそうかと

安田:私ね、何言ってるか聞き取れないところがあるって
    奥さんと結婚して長いんですけど「ごめん、正直何言ってるかわかんない」(笑)
ムロ:随分遅い告白でしたね。カンで会話してたんですかね

※あと人の話を全然聞いてなかったヤスケンさん。医療事務をしていたことがある
 佐藤さんの義父は寺の住職で「NHKに出たものを見せろ」   
 人生の転機は小4の学芸会。
 入社式の当日に退職し「入社日と退社日が同じなのは君だけだ」と言われた。

2017.07.09

ボクらの時代 華原朋美×高嶋ちさ子×軽部真一 炎上、包容力と物乞いについて

華原:こんなに正直な方いらっしゃらないと思うんですよ
    ツイッターとか見てると「寝てて、今日は疲れてる。」旦那様がお出かけされる時に
高嶋:「心は玄関で見送ってるからね」
華原:かわいい~、と思っちゃいましたね
軽部:でも玄関までお見送りにはいかないということでしょ(笑)
高嶋:いつもは行ってるけど、その日はひどく疲れてる
華原:こんな人いないですよ。普段すごく言ってるのに、心の中ではそう思えるっていう
    素直さ。ものすごく尊敬してます
軽部:ツイッター、どうにでも書けるじゃない(笑)

■人生はバンジージャンプ/恋愛と結婚
軽部:大ブレイクをしたあとに急降下をしました。バンジージャンプして
   1回目の上がりの時、2005年に僕は初めて会ってインタビューした場所が
   千葉の乗馬クラブだったんです
華原:そうでした。あの頃は少し立ち直ってた時期でしたね
軽部:でもそのあと、まさかって感じでまたもう1回バンジージャンプ。
華原:結構何回も飛んでますね
高嶋:バンジーって何回
華原:5年に1回とか
高嶋:そうなの。不死鳥のように蘇ってね毎回。

軽部:ふたりを見てると、恋愛に関しておそらく対照的な歩みを
    ここまでしてきたんだろうなと、すごく思う。恋多き女と、恋無き女(笑)

華原:ええっ、じゃなんで結婚したんですか
高嶋:その時だけめちゃくちゃ力発揮したから。
    だってさ、結婚して10年も20年も経ったらさあ。
    ここだってすごい大恋愛だったんだから
華原:どんな?
軽部:いやいやいやいや
高嶋:今なんてけちょんけちょんなんだから(笑)みんなそうなのよ
華原:手なんて繋いだりする?
高嶋:聞きたくないよね、どうでもいいよね(笑)
    みんな今見てる人がどうでもいいと
軽部:いやいや、すごい聞きたいと思う
高嶋:いやいや、いいから早く次行って次
華原:「好きだよ」とかいう?
高嶋:やめてよ(笑)
軽部:出会いがあって。フジテレビの医務室で出会ったんです
華原:え?お医者さんっすか
軽部:女医さんなの
華原:診てもらったんですか。それから好きになったの
軽部:そうそうそう
高嶋:ギャハハハハ!そういうのやめようよ。今のここの二人知ってるからもう
    聞きたくないなあ
軽部:なんで。いいじゃないそんぐらい
高嶋:どうやって口説き落としたかも知ってんだ、あたし
    教えてあげようか。医務室に週1回来るのね、その奥さんが。
    次来るときに台本とか楽譜とかを待合室で見てるわけ。
    その奥さんになる人が
    「あれ?楽譜とかご覧になってコンサートとかやってるんですか?」言ったら
    「今度コンサートあるんだよね」
    「行きたい!!」って言わせて付き合った。そんときもねえ、目がハートだったって
    こういうの恋は盲目って言うんだなって
華原:じゃもうぞっこんだったんですね。
高嶋:それが今はもうホント。いっぱいすごい食べてるからLINEとかであたしが
    「今日も豚みたいに食ってたよ」って。怒られればいいやって。
    そしたら「大丈夫です。保険には入りましたから」(笑)
    わるいひとじゃないからいいんだよもう。

■男に包容力を望むのが間違い

華原:高嶋さんが「こっちのひとがいいよ」って言ったのに違う人と付き合ったり
高嶋:絶対ダメだって言ってんのよ、あたし
華原:ダメだったですね。ほんとすいませんでした
高嶋:言ったじゃん、遊んでる場合じゃないって言ったよね
華原:言った言った
軽部:今年に入って「婚活してま~す」言ったじゃないですか
    いろんな人に会いまくってるの?
華原:会ってるんですけど、望みが大きすぎるのかな
高嶋:男に何を望むの?ねえ
華原:包容力
高嶋:男に包容力があると思ってるのが間違いだよ

華原:昔のように考え過ぎるんですよね。包容力があってなんでも買ってくれて
    昔はデートの時にあれかわいい~欲しいなって言ったら
    「買ってあげようか」って言葉が必ず付いてくるような
高嶋:最悪~物乞いだよそれ
華原:物乞いです。そういう恋愛をよくしてきた
高嶋:ヨクシテキタ
軽部:基本的に甘えて甘えて甘えてってのを続けてきたってことですよね
華原:だって出だしがあんなにチヤホヤされて。あの恋愛ですよ
高嶋:KT
軽部:(笑)KTね。KTでもいいんだけど
高嶋:結婚して旦那さんにモノ頼むでしょ。8割がた聞いてないよ
   お醤油とってって言っても目の前にあっても「どこ?」って言う(笑)
軽部:ほんとそう。冷蔵庫のどこにあるかわかんないし
    「ゆずごしょうどこ?」とか聞いちゃうわけ
高嶋:男に左右される人生送っちゃいけないって言われたの。あたし。親に。
華原:ほんとに夢の夢ですね。自分に旦那さんが出来るのって
    あたし子供が欲しいなあ
軽部:去年も言ってたよねえ。スタイルもいいし。インスタの写真も
華原:あれはちょっと加工してるんですよ
軽部:それ言わなくてもいいじゃん
高嶋:いつかバレるんだから、言っといたほうがいいよ。
   (軽部さんは)加工したってどうにもなんないんだからさ

■夫について/高嶋ちさ子に怒られて泣く
高嶋:全然普通の人ですけど
華原:だってこんな女性をね、面倒見るって
軽部:結構なことです
華原:お会いしたことある
高嶋:傷舐めあってる
華原:旦那さんが涙することも何度かあったんですか
高嶋:何度も何度も
軽部:僕もありますよ
華原:泣かされるんですか?
軽部:この人に怒られて
高嶋:説教しますからねあたし。「人間とは!」みたいに
軽部:僕もありますよ。根本として僕が悪いとこがあって
   そこを彼女がするどく突いてくる。そこで怒っちゃうんだ?ってとこもあるんです
高嶋:どこ?
軽部:ま、あんまりないですけど。その時に絶対それを言っちゃいけない
高嶋:感じワル~~
軽部:僕も「ああそうだよね、ごめん」っつって
高嶋:どこで自分が「もう三枚目で行こう」って思ったの?
    だって最初はカッコいいと思ってたよね?
軽部:思ってないよ!思っていませんよ
華原:ええ~
高嶋:カッコつけてたもん。それでなっちゃんと菊ちゃんが
   「絶対かっこいいと思ってるのぶち壊してきて、ちさちゃん」って
   いっつも言われてて、ケチョンケチョンに言ったら逆に呼び出されて
   「ああいうことだけは言わないでくれ」って言われて
軽部:始まったばっかりの時ね
高嶋:次の週のコンサートの時はすごい褒めてみたの。
    そしたらお客さんが全然反応しなくって。面白くねえって感じで。
    そしたらまた「次の時はバカとかなんでもいいから言ってくれ」って
軽部:「お願いだから言って」みたいな

■炎上騒動
軽部:二人は似ているなって、最近思うんですよ
   さっき言ったように、恋愛に関しては対照的ですよ。
   でも「世間を賑わす女」「世間を騒がす女」「喋れば炎上する女」
高嶋:朋ちゃんは炎上しても何とも思わないんだよね
    炎上してナンボなの。あたしは自分の名前をネットで見るたびカチンとくるわけ
軽部:でも、慣れたでしょ?あの、ゲーム機バキバキ以降。
    いくつかの節目があるんですよ。第一期、第二期、第三期。
高嶋:こういうの大好きなの。人の年表作るの(笑)
軽部:第一期はアメリカから帰ってきた、1996~7年頃
   「クラシック界の森高」って呼ばれた頃なんですよ
華原:誰がですか?(笑)
高嶋:いいねそのリアクション
軽部:第二期は10年ぐらいして、ママになるんですよ。2007年頃
   ママとしての高嶋ちさ子が確立されて、子育てやりながらがクローズアップされる
   そして第三期。2016年春。ゲーム機バキバキ事件。
高嶋:何嬉しそうに言うのね
軽部:彼女にとっての大きな転機。第三期ですよ。
   高嶋ちさ子という名が全国区になり、そこまでも有名だっだけど
   一層全国区になった。バラエティから引っ張りだこになり
   出れば視聴率を稼ぐ女
高嶋:そんなのないってば。何が言いたいのよ
軽部:だからゲーム機バキバキってのは
高嶋:うるっせえ
軽部:もうそっからは何を書かれようともう気にしてないと思う
高嶋:いやいや、気にする。だってあたし、
    自分の中では自分を優しい、いい人だって思ってるから

華原:それは違います
高嶋:だから腑に落ちないわけ
華原:優しくないし人に気ィ使わないし(笑)本気だし。恐いです。
    ゲーム機バキバキの時も本気だった
高嶋:私は自分のことダメだし、バカな奴だと思ってるけど
    根本はそんな馬鹿じゃないし、やれるんじゃないかという気持ちが常にあったけど
    子供が産まれて、これまた言うこと聞かなくて
    教育方針も「絶対これだけは譲らない」って思って育ててて
    そうやっても裏目にしか出なくて、この戦法って、手を替え品を替えても
    思うとおりにならないから、もうホント挫折だよね

    人の痛みが分かるようになる。
華原:人の痛みが分かるんですか?
高嶋:わかるの。
華原:人の痛みわからなそう(笑)
軽部:一切信用してないよ
高嶋:あとね、切ないって気持ちが最近よくわかるの
華原:ええええ~~!!切なくなる事って絶対ないですよね?
高嶋:こないだ、うちの長男が学年で平泳ぎ3位だったの。
    すごいと思って、帰ってきて「今日なんかいいことあったんでしょ」
    他のお母さんから聞いたから。そしたら「ないよ」
    「だって平泳ぎ3位だったんでしょ、すごいよ」褒めたら
    「だって弟は毎回1位だろ」1位じゃないと褒めてもらえないと思ってるから
    自分で言わなかったっての聞いて、せつな~と思って。
華原:できたこども(笑)お母さんに気ィつかってますよね、すっごい。
軽部:だんだんそうなってきますよね。お母さんのキャラクターもわかってくるからね
華原:ツイッターで言ってますよね
高嶋:学校で「ママってホントは怖くないんだよ」って言っちゃったって。
    みんなが思ってるより、うちの子達ママが好きなの
    参観日も話しやすそうに「ママ~~!!」
軽部:そ~れはちょっとねぇ
高嶋:いつもあんなじゃないじゃないってぐらい、興奮してるの
軽部:何かあったんじゃないの?
高嶋:参観でもなるべく見えないようにしないと興奮しちゃうんだよ
軽部:愛されママのアピール
高嶋:アピールじゃないよ。どうせ「くさいからあっち行って」言われてんでしょ
軽部:まだ言われてない

    

2017.07.02

【抜粋】ボクらの時代 万城目学×森見登美彦×上田誠

万城目(以下万):寄らしてくださいって言っても 「いや、心を許した人しか上げさせない」
森見(以下森):ああそうそう。万城目さん来たことない
万:いちいち理由言わんでええんちゃうって思いますけど
上田:僕はよく...
万:なんと(笑)
森:綿矢りささんも(来た)。万城目さんぐらいですよ、来た事ないの。
万:おかしいでしょ。仕事場で撮った写真見て、本棚に同じ本があるとかリサーチ済み。
森:そんなことまで(笑)
  出来るだけ仕事に関わることは、万城目さんとはしゃべらない。
  万城目さんとは一応ライバル。役に立つ意見とか言いたくない
万:全然ライバルとか思ってないです(笑)
  小説書いてるんだから、ひとりで荒野を歩いてるような感じがするんですよ
  テリトリーを誰かと奪い合ってる気もなく、そういう時に森見さんは
森:今はあんまり気にしないけど、お互いに関西で  

万:静岡で働いてますよ。あ、いや無職でした
森:んふふふ。
万:会社を辞めて
上:1回会社をやめられたんですよね。どれぐらいで
万:2年とちょっとですね。全然書けないですよね。疲れちゃってるから。
  スパッとやめて、無職の間に集中して。できたらラッキーやし、できんかったら諦めて
  就職しようと僕は思って決断したんですけど。だからデビューしてお会いしたら
  働いてるんですよ。めっちゃフルタイムで。フルタイムで書いてる僕よりも書いてて
森:あの頃はね
万:これは具合悪くなるでしょ、って言ったら「いやいや俺はやる」みたいな感じのことを
森:そんなこと言うたかな
万:「鬼神の如く俺は働く」みたいな感じで言ってて。これは怪しいな思うとったら
  やっぱパンクしはって

※2011年、森見さんは作家業が多忙を極め体調不良に
 休業のため多くの連載をストップし、東京から故郷の奈良へ引越す


森:東京に居て、国会図書館に勤めながら連載もやってたんですよ。
万:僕の中で森見さんと編集者の図が、手塚治虫のトキワ荘みたい(笑)
森:あの時期はちょっとおかしかったんですよ。自分の能力を過信し(笑)
  編集者の皆さんも僕の能力を過信して
万:ほんの一年経って「奈良で毎日散歩してます」とかね
  「美術館回ってます」とかね
森:暗黒時代ね。「お前やばいぞ」言っても多分聞かないと思う。その当時の自分は
  理屈ではわかるけど今の自分はこういう状況だからやらざるを得ないんだ、という
  聞く耳持たないと思うんですよ
上:僕も似たような時期が確か。僕のほうが先で

森:万城目さんは割にセーブして、ちゃんとやってますよね
万:小学校の時に「まんが道」読んで。調子こいていっぱいいっぱい引き受けて
  すべての連載を落とすっていうのを読んで。ああいうふうにはなりませんって
  すごい思って。絶対1個しかやらないんですよ
森:ずっと一つのもの書いてたら「ウ~」ってならないですか
万:それアレですよ、編集者の思うツボですよ(笑)
 「気分転換にこれ(もう1本連載を)どう?」って言っちゃうかもしれない
森:いやいやもうやらないですよ
万:気分転換なんかないって。そういう風に言ってくるんですよ
  余計死ぬだけや。気分転換は書かないことであって。
森:プレステはするんですけど
上:朝とかは元気なんですけど、文章も書けるんですけど
森:元気じゃないと書けないですよね。元気なくなってくると、お話追うだけになっちゃう
上:ああ、分かりますね
森:そのまままっすぐ進んでいくと面白くなくなって
  時々ずれた飛び方するとか。あれ、そっちに飛ぶの?みたいな
  で、本題に戻って。ブレも面白い
万:僕は森見さんと完全に正反対
上:完全にメチャクチャ共感してました。
森:その膨らみが新しいものを連れてきて、また書きながら膨らんでいく
万:全部をやりきり、疲れきってようやく頭の中から遊びがなくなって
  初めて書けるんですよ。遊びたい怠けたいが全部消えて最後に字書くんですよ
森:そこまで反対とは思わなかった
万:元気な時って、逆に、絞れなくないですか?疲れてようやく落ち着いて
上:すごい旺盛やないですか
森:生命力が強いんですよ
万:なんですかそれ。何を知ってるんですか(笑)

万:登場人物が勝手に動く、みたいなことおっしゃる方がいるんですよね
  ないわ~、思うんですけどね
上:順序だてて、っていう?
  ルールを外れてっていうのは、劇団員の方が上手
森:自分の文章で勝手にやる。万城目さんみたいに全部コントロールしてやるのは
  暗黒時代に経験したことなんですけど。完璧に構想作って描こうとしたけど
  3日で無理でしたね
万:先に決めへんと
森:何となくあっちの方へ行きたいなと
万:不安で書けないですよ。初めて文章書き始めたの何歳の時?
森:小学校の3年生ぐらい。最初は紙芝居でした。クラスのお楽しみ会。
万:僕は21歳の時ですよ。突然長編小説が書けて。3人ぐらいに読ませました。
  その3人が「気持ち悪い。読まれへん」(笑)
  「主人公が万城目に見えて気持ち悪い」
  所々村上春樹の小説のシーンみたいのが入ってて
  自分で全然そんなつもりないのに「村上春樹の小説で読んだ気がする」
  言われるわけですよ。そんなん絶対ないで、思って書いてたら
  同じようなシーンがあったりして。それからあかんわと

上:パソコンでゲーム作ってプログラミングやったりして
  理系に進もうかな思ったとき、たまたま演劇に出会って。高校ですね。
  頼まれて書いて。好きで、ってとこから全然入ってない。
森:スポーツもしないから書いてるか、自転車で遠くに行ってしまうか
  自動販売機が好きなんですよ。今も。郊外の住宅地や溜池の周りに
  自動販売機があると、自分の頭に書いて。
上:自動販売機は僕も好き
万:なんでそんな相槌打てるの。この話に。
上:森見さんとは気が合ってる
万:なんですか、それ
上:自動販売機がある風景を、僕も自分の劇で書いて。
森:人に好きって言えないから小説に書くんですよ

万:下宿に帰るときに自転車こいでたら
  風がふわっと吹いてきて。鴨川方面から。ちょうど3回生で何もやることなくて
  透明というか。半年もたてば就職活動が始まる。
  急に文字で書き留めなくちゃいけないと思って長編小説になった。

※放送開始13分でオープニングが流れるのっていつもと違う感じ

万城目さんは東電の株買ったら震災が来て大損
勝間和代がね、タンス預金してる奴は馬鹿だ、株と資産と分散しなくちゃダメだと
その通りだと思ってやったら株が暴落して、ほんとタンス預金がいちばんだ。
真面目に書いて慎ましく生活するのが一番。
ストレスを常に感じた方がいい作品が書ける

森見さんは生活の糧が別にないと、編集者と対等に話せないと思った
しょうもない小説書いて売れなかったら自分でコントロールできる

上田さんは東京と関西の往復。サウナのような生活

万城目さんおもろかった
  

2017.06.18

ボクらの時代 中尾ミエ×和田アキ子×いしだあゆみ(抜粋)

あごを怪我したいしだあゆみ

和田:ミエちゃんは私の中では動のイメージ、あゆみちゃんは静のイメージ。
   私生活ではどんな料理作ってんですか
いしだ:買ってきて。冷やすの売ってなくて困ったなと思いながら帰ってきて
     冷蔵庫開けたら冷凍室に大福があったの。それ貼って(笑)
     当ててると手が疲れるから、ガムテープで貼って。 氷もなかったし 
和田:製氷機で作れません?
いしだ:使ってない。
中尾:大福しか入ってないの?
和田:まずよく大福を思いつきましたね。自然解凍にしないとダメだから
    結構置いとかないとダメでしょ
いしだ:ひと晩置いときました(笑)

先輩との上下関係

いしだ:よく泣いたの。怒られて
     今体みなさん大きいけど、アッコちゃん特に大きかったの
     いつも入口のところに立ってるの。
和田:入ったら入ったで「なんか男が居るからメイクもできないわ」言われて
    くそ~って思ってたらあゆみちゃんがポテトチップス食べながら
    「あんなのほっときゃいいのよ」(笑)
    あゆみちゃんありがとうございます
いしだ:いつもなんかこういう(縮こまった)感じだったの

和田:渡辺プロの会の時も、いつもなんかよその事務所の人間が行ったの
    あたし初めてらしいんです。新年会に
    そしたらある人に「あんたなんか来る場所じゃないわよ」言われて
いしだ:ほんとに言葉で言われたの?
和田:はい。ミエちゃんが「ほっときゃいいのよ」おっしゃったんです
   もうそれがあたしはすごくいい先輩
中尾:何気ない言葉で、あたしたち覚えてないけど、
    いっつもこうやって覚えてられるってのは、気をつけなきゃいけないわね
和田:私もそう思ってるんです
中尾:私も10歳で出てきたからね
和田:それまで何やってたんですか
中尾:何って、10歳だから学校よ
    父親が事業に失敗したから、きょうだい6人いて月謝も払えなくなったから
    働かなきゃと思ってある人から渡辺プロの紹介状もらって押しかけた
和田:それまで歌番組には
中尾:のど自慢。のど自慢荒らし。
和田:へえええっ
中尾:ラジオののど自慢に、必ずジャズののど自慢があったの
    ちょっと歌えるかなと思って。13、4
和田:私は大阪でやんちゃ、不良してて。ジャズ喫茶で歌ってて評判になって
いしだ:フィギュアスケートやってて、演技の世界に勧められた
     よくわかんない。気がついたら。私人の言うこと平気で聞くの大丈夫
和田:何言うてるかよくわかりません(笑)
いしだ:普通だったら自分の意思があるじゃないですか。
     「いきなさい」言われて「はい」
     タクシー乗ると「ブルーライトヨコハマ」かかるでしょ
     そんな皆言うほど下手じゃなかった
和田:下手じゃないよ。上手いとか下手じゃなくて、あなた独特なんですよ
    私とかみえちゃんは、はっきり出しちゃうじゃないですか
中尾:ボイストレーニングやってると楽に出るよね
    若い時ってパワーで歌うじゃない。力がつけば力が抜ける
和田:いい言葉。あゆみちゃん1回前歯が取れたのね
いしだ:差し歯がね。触ってたら
和田:8時から生放送なんですよ
いしだ:なんでこんな~~やだ~~
和田:あとでカットしてもいい
いしだ:カットしなくていい(わら)
和田:どうします?って言ったら、マイクのほうが大きいから全然わかんなくて
   そのまま歌ったの。その次あたしだからもうおかしくて
いしだ:ガムがあったから挟んだの(笑)
和田:そんなおかしいことやる割には終ったら「じゃあ、お先」
    なんやったんやろあの人
中尾:美容院行ったら、ヘアスタイルが崩れるから(その日は)寝ないんだって
和田:ホントですか?
いしだ:寝なかった時もあった。
    20代の時、どうしても欲しい靴が小さかったんだけど
    ご自分で伸ばすといいですよ、と言われて
    4日ぐらいずーっと履いて寝てたことがある。痛い痛い
和田:あゆみちゃんのディオリッシモの香りが好きで
    自分のスズランの香りと混ぜて使ってた。美容院もあゆみちゃんの紹介で
いしだ;ディオリッシモ使い始めたのはザ・ピーナッツさんの影響
     憧れてて、ホントに優しい大スターだったの。
中尾:あゆみちゃんはあれよね、結婚したのよね
いしだ:........
和田:テレビ見てる人、あゆみちゃんいじめられてるみたいに見える

中尾:和田アキ子の2度目の結婚披露宴の時
   「だれだ~ご祝儀使ったの!!」って声が聞こえて
   あたしは2度目だから何度もお祝いなんて馬鹿らしいから
   「あたしだよ」って言ったの

中尾ミエは事実婚。

いしだあゆみはショーケンと離婚後はひとり。
「寂しいのが好きなの」

和田アキ子は昨年の紅白落選で本当に泣いたそう

1975年頃の切り抜き

Img029_2

いしだあゆみは夜7時就寝、朝3時起床、ケータイを持たない
ブルーライトって目に悪い、気をつけましょうって言うでしょ
すごい傷つくの、ごめんね~っていう



   

2017.06.11

ボクらの時代 水前寺清子×森昌子×八代亜紀

八代:いやあ、あたしは結構、昌子ちゃんにいじめられた
水前寺:いじめられた?
森:一緒の番組がございまして、階段を登ってスタジオに上がってったわけですね
  あたしは(膝上ぐらいの)ミニスカートを履いて、亜紀さんは綺麗なドレス
  あの下はどうなってるんだろう?と思って(笑)
  あたしが階段の下から、上がってった時にふわ~っとめくっちゃったわけですよ
水前寺:そういう趣味があったんですよ。前から。やりたかったんですよ
森:綺麗な脚が、むっと出てました
水前寺:私の足、見たことないでしょ?
森:あります
八代:チータはね、ほんとに、肉がついてないから。
水前寺:あたし帰らしてもらっていい?(笑)
森:ちょっと、始まったばっかりなんで、すいません

1967 明治ストロベリーチョコ 水前寺清子CM youtube   

1995 CCレモン CM youtube

八代:わかった。7・6・5
水前寺:あ~、70代、60代、50代ってことよね。はいわかりました
森:あたしがせっかく耳打ちしているのにね

■紅白歌合戦の思い出/中3トリオ

森:司会を毎年毎年暮れにね、やられてて、あたしたちはついてく感じで
水前寺:紅白の時ホントに嬉しいことがあって。昌子ちゃん淳子ちゃん百恵ちゃん
     司会やってる時3人が来てくれましてね
     「あとはお任せください私たちに」若いお三人さんが言ってくれた時感動しました
森:そんな生意気なことを言いましたか
水前寺:いえ、そうじゃないです。嬉しいなあと思いました。
     その時のことは今でも覚えています。伝えようと思ってたんですけどね
八代:中3トリオって今どうしてるの?
森:たま~にですけども、メールでつながってます。
  会っていなくても戦友みたいな感じで。当時を一緒に駆け抜けた友達なので。
  それは今でも変わらないですよね
八代:百恵ちゃんと淳子ちゃん。ねえ。
森:ヨカッタ名前間違わなくて。時々亜紀さん、ポカっとする(笑)
八代:間違えません。フフ
森:今でも歌の番組でご一緒さして頂いた時には、
  いまだに亜紀さんにイタズラしてるんですよ
八代:してるの。こないだもすごいの。本番前に「亜紀さ~ん、ぶしゅ」だって
森:ハハハ、柔らかいのお胸が  
水前寺:あたしの顔見て言わないでくれる?バーン!やっぱ触りたい?
森:母性を感じるというか

花の中3トリオメドレー おしゃべり youtube

■恋愛
八代:昌子ちゃんは、ずっと売れちゃった歌手でしょ?デートとかしたことある?
森:ないです。ないない
水前寺:ないと思う
八代:聞いたことないもんね
森:同級生は、岩崎宏美ちゃんとか伊藤咲子ちゃんとか、同じクラスだったんです。
  彼女たちは適当に付き合ってた...こんなこと言っちゃいけない(笑)
  みんな上手にやったんですよ
水前寺:あらっ
森:あたし何回代わりに出席日を書いてって頼まれたことか(笑)
  あたしは卒業したあとぐらいに、学校の先輩に素敵な人だなって思いが
  ありましたね
水前寺:そらそうよね。あっておかしくないことだもんね
森:一方的に思ってましたね 
水前寺:向こうに話しかけられたことは
森:なかったですね
水前寺:内に秘めて
八代:でも結構してたみたいよ。アイドルが
森:そうなんですよ。夜のヒットスタジオとかで並んでた時に
  携帯なんて無いですから、ちっちゃいメモ用紙に電話番号書いて渡して
  あたしだけ通過していくんですよ(笑)
八代亜紀 残酷な天使のテーゼ youtube

八代:チータは昔、石坂浩二さんと付き合ってたの?
水前寺:付き合ってないよドラマでしょそれ
八代:なんだ。でもデートしてるって
森:あたしも聞いた。なんか車で1回どっかに、湘南かどっかに
八代:湘南に...キスしたの?(笑)
森:え?なんでそんなにハッキリ熱々の
水前寺:ちょっと大丈夫ですかあ。1回って言ったんですけど、キスになるんですか
     恋人役だったので、世間的にもしかしたらもしかしたらって
     やっぱりあったんですよ。じゃ1回ご飯食べに行こうかってことで
     あたし精一杯のお洒落して.今でも覚えてます
     オープンカーで来てくれました。300m走ってエンストしちゃった
     私は車運転できないからじっとしてたら近所の人が来て
     「あらっ、先生と新さん」また出発しました。
     線路の上でまた止まっちゃった(笑)また押していただいて
     もう一緒に出るのはやめよう...でも今会ってもおんなじように
     すんごく優しくして頂いて。今でも好きですよ。好きは違いますけどね
     尊敬してます。もう1回ドラマやりたい。
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2017.05.28

ボクらの時代 町田康×又吉直樹×山下澄人 芥川賞 異文化から来た作家

■芥川賞の反響
山下:さすが芥川賞。突如そうなるかと。びっくりしましたね
町田:具体的には?女性誌のグラビアとか?(笑)
山下:僕の同級生とかがわかってなかったんですよね。僕が小説書いてるって。
又吉:町田さんの時も反響あったんですか
町田:ミュージシャンというのが珍しかった。なんで?ていう疑問ていうか
    半分、怒ってはるんですね(笑)又吉さんの時もそうやと思うんですけど
又吉:なぜ芸人がっていう
町田:理解できないことに対して怒るという。

■異文化から来た作家/なぜやるのか、書くのか
又吉:ミュージシャンやってて小説書いた時に「飛び越える」意識って
町田:いや、共通してるって、僕は勝手に思ってるんですけど
又吉;僕もあまりないんですよね
山下:小説ぐらい書こうやっていう
町田:その問いをもうちょっと深めて、本当の意味は何か
    同じ問いで言うと「なぜ演劇をするのか」ってことになると思うんですよ
    なぜ演芸をするのか、なぜ音楽をするのかってなってきますよね
山下:衝動があると思ったんですよ。
    著したい(あらわしたい=表したい)ことがはっきりあるわけじゃなくて
又吉:中学校頃、なんかそわそわしてませんでした?(笑)
    なんかやりたい、みたいな。
    小学校の時「赤ずきんちゃん」することになって、関西なのに
    劇やるとき急にみんな標準語になるじゃないですか
    あれがすごい恥ずかしくて(笑)全部関西弁に書き直さしてもらって
    父兄にすごいウケて。それが芸人やるきっかけになったんですよね
町田:ウケるっていう感覚。
又吉:普段どうやるのが違和感なのか。なんでみんな笑うのやと
    笑ってもらう気持ちよさみたいな。
町田:演劇ってなんだったんですか
山下:何の考えもなく富良野塾に行ったんです(笑)専門学校ぐらいの。
    その時何が流行ってたか知らなかったんですよね
    「どんな俳優になりたいの」って聞かれて「ブルース・リー」ていうとみんな笑う
    なんやかんや言うて劣等感でしたよね
町田:結構苦難の連続やったんやないですか
山下:そうです。劇団自分らでやってたんすけど、
町田:「ら」ってなんですか?
山下:僕がこんなんやから、集まってくる人たちもよそで全く通用せえへんとか
町田:やっぱ小説って、最終救済装置なんですか(笑)
又吉:そうですね...それはあると思うんですよ

■バイト
町田:バイトとかしながら作家って無限の財産ですね。ネタの宝庫。
山下:ネタの宝庫でしたね
又吉:町田さんもバイトとかされたことあるんですか
町田:バイトしましたよ。僕は割とすぐ染まるタイプなんですよ物事に。
   人の小説でもすぐ影響されて。今書いてるもんがその文体に変わっちゃうんです
   考え方もすぐ乗り移っちゃう。こないだ勉強会で井原西鶴やって
   「世間胸算用」とかそんなのばっか読んでるから単位が変わって。
   なん匁(もんめ)?とか。最初どんなのやったの?
山下:警備員が長かったです
又吉:警備員て、すごくしっかりしてると勝手に思ってる
   夜中散歩してたら、警備員二人がすごく弱った声で「どうする?...」
   何かよからぬことがあったんやな、警備員も人間なんやなと(笑)
山下:逃げてくださいて言われますからね。何かあったら。
町田:戦わなくていい
山下:怪我されたらえらいことですから。
又吉:棒一応持ってますよね
山下:使わないでください、と(笑)
又吉:僕は染まりにくいかも知れない。髪型とか。
    昔坊主やったんですけど、コンビニでバイトした時お客さんに
    「君浮いてるよ」言われたですね(笑)
町田:あんまりそんなん言われないですね。生活のためとか
    簡単に変わるのが楽しかったり恐ろしかったり

■「やりたい」と「合理的」
又吉:町田さんはだいぶ若い頃に音楽でデビューされてますけど
町田:ルールあることとか、かたちがあることをやりたくなかったんですね
    こういうことをするためにはこういう前提があるので、
    こんなルールに従ってください、とか、こんな服着てください、とか
    この時間に必ず来てください、とか、そういうのが嫌だった。
    そうすっと、多分演技もできないし、それ以下みたいなとこ。おそらく
山下:パンクロッカーで売れたいと思ってました?
町田:あまり興味はないですね。例えば仕事をやったとします。収録とか。
    時間とかあまりかけず、パッと1回で終わったらいいわけですよそれは。
    演劇やっててもそうですよね。
    自分のやりたいことはそんなに合理的なことなのかって考えたとき
    あんまりそうでもないな、と。
    こないだスタジオでレコーデイングしたとき、不手際で録れなかった。
    すごい上手く歌えたんです。気持ち的に。
    もう1回と言われて、普通怒るかな、よく自分の心考えてみると
    「あ、もう1回歌えて嬉しいな」って気持ちがあった。
    つまり、歌歌うのが好きでこれやってるわけで
    2回歌えるのが楽しい、自分が。
    小説書いてもそうですね多分。一番原稿料が高いところで
    一番改行多くしてスカスカにして売ったら、一番合理的なわけですよ。
    それで銭が入ってくる。それしたいんかってことなんですよ
    あまりしたくないんですね。だから。割と分かりやすいんですけど
    もうちょっと複雑なことをやるとか。なかなか数字だけでは判断できないこと。

      

■恋愛への興味
又吉:女性は好きなんですけど、苦手意識があって
   好きになっても突き詰めていったとき「なんで好きになったのかな」とか
   この状態のことが好き...(笑)今の状態がお互い好きやと
町田:実は人格ってどこにあるの、とか
又吉:俺は好きやけど、向こうの話聞いてる限り、自分はそんな人間じゃなかったり
    僕文句言ったことないんで
山下:知ってから好き、っていうのが、僕はどっかでインチキじゃないかって
町田:共通の理解で
山下:「あなたのことよくわかってる」前提っていうのか
町田:又吉さんは著名な人だから、全然知らない人に好きだとか言われたり
    しませんか?全く会ったことも口きいたこともない人に
又吉:そうですね、あります
町田:面識ない人に好きだって言われて困りません?は、何を?っていう
    それってあまり特殊なことじゃない気がするんですよね
    普通の恋愛ってそんなもんじゃないかなって
    全く心当たりがない部分を言われてる気がする。
又吉:本当のあなたは優しいのに(笑)なぜそんなことを言うの?って言われて
町田:そんなん言うたかみたいな(笑)
山下:前提問答

■感情
町田:怒ったらどうなるんですか
又吉:怒ったら多分気持ち悪いと思う(笑)
    殴ったことないからこのへん(手首)で殴ると思う
    恋愛と結婚て違うんですか
町田:結婚してますか
山下:はい。僕は長いです。25年経ってる
町田:恋愛で25年?
山下:なんの盛り上がりもなかったな。知り合いと勘違いするぐらい
   「見た感じ」感があった。後で聞けばどっちもでしたけど
町田:不思議な話ですね
山下:で、行きがかり上だから。いつ籍入れたかどっちも覚えてなかった
町田:仲人とかも
山下:そんなんもちろんいないし
又吉:全力で結婚しようと思ってしまってるから喜ばへんとか
町田:温度差、たぶん
又吉:サッカーの試合でも負けると泣いてしまうけど、誰も泣いてへん
    監督とかも「ど、どうしたお前?」 僕が変な奴みたいに
    そもそも試合ってそんなもんやと僕は思ってたんで
    ガーッといっちゃうタイプなんですね「結婚するぞ」
    その子のために色々気合いが入ってしまう
    どっちかっていうと、神さんおらんけど神社だけ建ててる
    考え方間違ってんねや思うけど
町田:180度違ってる
山下:そうすか
又吉:山下さんみたいな「あっ」みたいな瞬間が訪れるの待ってんです(笑)  

2017.05.21

ボクらの時代 樹木希林×橋爪功×小林稔侍

小林:ハシモトさん
橋爪:コイツ、俺のこと今でもハシモトさんて言うんですよ
樹木:役でね?
橋爪:役じゃないの、ただ間違うだけなの。橋爪て言えなくて
樹木:稔侍さん私と夫婦やって(NHK朝ドラ:はね駒)
    なかなかいい役者でしょ?橋爪くん
小林:任しときゃいいから
樹木:いい男でしょ、稔侍さん
橋爪:稔侍は、自分のこと二枚目だと思ってる昔から。超二枚目。
    だから伏し目がちがどうも好きらしい
樹木:そいで口はあまり開かないでしゃべるの
小林:開くと、覚えたてのセリフ忘れちゃうからさ(笑)
橋爪:もちろんイイ男だよ。それほど二枚目じゃない。ただ思うんだけど
    人柄がいいんだろうね。すごく愛されるの。
    今の山田洋次監督も、現場ではクソバカって呼んでるの稔侍さんのこと。な?
小林:(笑)早く終わらねえかな
橋爪:撮影所入った時から「早く終わらねえかな」言ってんの
    俺告げ口してやったの監督に。そんなに現場で馬鹿だって言ってるくせに
    終わると「稔侍、うち来いよ」メシ喰わせんだ。俺は決して呼ばれない。
    監督と家近いだろ?でも呼ばれたことない。

樹木:どんな話してんの?監督と
小林:何もしないですよ
橋爪:むこうがしゃべってんの?何もしないわけにいかないだろ
樹木:ただ...ご飯食べてるんだ
(樹木希林が渡したハンカチで拭って橋爪功のポケットに突っ込む小林稔侍)
橋爪:俺のポケットに入れんなよ
樹木:こういう関係なんだ、いいねえ~

20歳の時には一軒家を持ってた樹木希林。

樹木:ケンカっぱやいの私。この業界でこんなにやってられるって思ってなかったのよ。
    ハナっから抹殺されると思ってたから。
    食いっぱぐれのないことは自分でしとこうと
小林:ご一緒さしてもらって、おっかさんよくケンカするんだよ、怒るんだよ。
    一番すごかったのはマイクに向かって、ブースにいる監督に
    「バカヤロー!六本木界隈来るんじゃないよ!殺してやるからね!」(笑)
    冗談で言ってんじゃないんだよ。これはすごかったね

樹木:そんなこと言ってた?
小林:大道具で使ってた材木持ち上げてドーン
橋爪:女高倉健
樹木:忘れちゃうってどういうことだろ
小林:それは最高に頑張った作品なんだよね、みんなが。
    数々ある同じシリーズでも
橋爪:むしろ責任感なんだよな。俳優って現場入るときある種興奮状態になるから
    気に食わない時って今でもあるもんな。
    例えば相手役の人がね、たまにはとんでもない人も来るわけ
    困ったなと思ってるわけさ。でもちゃんと仕上げなきゃなんない
樹木:杉村春子さんが昔
    「性格なんて悪くたってなんだって構やしないのよ!
     お芝居の下手な人って大っ嫌い!!」(笑)
    私その時は、変なこと言うなって思ってたのね。
    だけどだんだん役者やってくると、自分のこと棚に上げて、ほんとに
    その言葉いいなって思うことあるわね
橋爪:あの当時から映画のバイプレイヤーの人って芝居上手かったよな~
    ほっといたら埋もれそうな人間を拾い上げて演じるのが大好きだった
樹木:私もそう言う意味ではスターになれない。ね
    あなたもよく東映ニューフェイスになれましたね。スターになろうと?
小林:いやっ、僕は結婚する時、女房に「何も夢は持たないでくれ」言ったの
    とりあえず1日3回の飯は食わせるけど、それ以上夢は持たないでくれと
    ギャングA、Bの役とか、撃たれて落ちる。それに集中してやってきたんですよ
    だから未だにそれがずっと続いてるんです。
    志が低いっちゃそれまでですけど、こういう俳優像を作っていくとか
    僕は全くないんですよ。食えればいいというね。お恥ずかしい話だけど

橋爪:なんで俺(の膝)を叩くんだよ

樹木:応募する気にならないもんね。当時の役者は美男美女が定説だった
    鏡見ちゃ、あ~もうこりゃダメだっていう
小林:願書出すとき、東映ニューフェイス募集って書かなきゃいけない
    住んでるところから出せなくて、隣町の駅のポストから出した
    郵便局の人たち知らないじゃないですか。恥ずかしい気持ちがあったから
橋爪:恥ずかしくても、受けようという気持ちがあったんだろ?
小林:何とかして東京に行こうと。おれ、お山の向こうはなにかしらって。
    出てったことないんですから。(映画は)小学6年まではよく見た。
樹木:橋爪さんはなんで文学座受けたの?
橋爪:行くとこなかったから。行こうとは思わなかったけど、
    なんとなく文化の匂いがするじゃない。いよいよ行くとこなくなって
    毎日新聞か何かに記事が出たんだよ
    「文学座が10年ぶりに研究生を募集します」って
樹木:戦後初めてって感じだったね。あたしも行くとこなくって。
    ニューフェイスって選択肢は?
橋爪:ないよ。体はちっさいし、顔もたいしたことない
樹木:それはわかってたんだ。じゃ、一緒だね(笑)
    みんな同じ時代に役者になって、それも大した志もなくて
    行きがかり上なって、何十年かたってボクらの時代ていうのに出てるわけよ

橋爪:いいんですか俺達で
樹木:面白くない時はテロップで「こんな事を話そうとしている」(笑)出るんじゃない?

樹木希林は孫の内田伽羅を
「ホームビデオがうまく撮れないから」という理由で映画のオーディションに。
本人は役者より数学が好きなのだそう

小林:フィクション好きがいいことだなと。現実逃避みたいなとこがあるからね。
    面白いほうに育っていく。

橋爪功の妻は、6~7年前から脚本を書いている
橋爪:若い頃に俺と結婚しちゃってその才能を潰しちゃったんだ  

関連記事
ボクらの時代 樹木希林×是枝裕和×阿部寛

追記 2017.6.3
橋爪遼(息子)覚せい剤で捕まっちゃったのか。
nifty ニュース    

2017.05.14

ボクらの時代 リリーフランキー×郷ひろみ×テリー伊藤 樹木希林、パジャマの話

リリー:僕は恐縮なのは、お二人の作品を見て人格形成や趣味形成を。
テリー:どういう関係なんですか?
郷:テリーさんとはヤミツキでね、。
テリー:結構面白かったね
郷:リリーさんとはテレビの番組でね。
リリー:郷さんの音楽は小学生の時からずっと聴いてて。
    大学受験の2日前には東京に行ってなきゃなんないのに
    残ってコンサートを見に行ったぐらい。「裸のビーナス」あたりから
    うわ、この人はちょっと違うという意識があって。
    僕が高校生の頃は「哀愁ヒーローPart2」 真似してパーマかけたり。
テリー:成功しました?
リリー:あんまうまくいかなかった(笑)やっぱ九州の美容室だと伝わんなかったみたい。
    ジャングルの感じが(笑)
哀愁ヒーロー  動画

■樹木希林、内田裕也の話
リリー:ムーを見たときの衝撃。面白いことをするカッコいい人がいるのもショックだった。
郷:鍛えられましたよ。(樹木希林に)初めてお会いした時僕は21。
  笑いのシーンからだったんですよ。
  「笑うのが一番難しいのよ、ひろみちゃん。あなたは本気で笑ってない。
  泣くのは簡単なのよ。ウワーンて泣けばいい。笑うのはほんとに難しい。
  心から笑ってごらん」強烈でしたよ。

リリー:一番笑えないアドバイスだったんですね(笑) 
テリー:樹木希林さんてロッカーですよね。裕也さんの100倍ぐらいワルだと思う。
    常に反体制的な匂いを漂わしてる。
リリー:裕也さんとか希林さんとか、:常にアナーキーな人に思われるけど
    すごく気遣いのある
郷:実はそうなんですよね。あたたかい人なんですよね。
リリー:居酒屋で食事さしてもらった時に、裕也さん「みんな飲んだか、そこ下げろ」
    ずーっとおっしゃってるんですよ。「気遣いされる方なんですね」言ったら
    「あのねリリーさん、人間気がつかなくなったら終わりだ」(笑)
    俺そんとき、ロックンロールの和訳を聞いたような気がした。

■それぞれの視点
  
郷:物の見方が、本当に違うところからご覧になるなというのがお二人の印象。
リリー:そうなんですかね。例えばテリーさんの番組見てて
    作ってる側に対する憧れだったり、ひろみさんがいろんなことやられたり
    なんか真正面じゃないものの見方ってかっこいいんだな、って
    子供の時から思わされてきたんだと。
郷:多方面からっていうのかな
テリー:いい面と悪い面がある。モノを斜めから見るって、健康的じゃない。
    いま世の中の人って、実は世の中を斜めに見る人がすごく増えている。
    さめた目で見たり、斜めに見ることが主流になっちゃって
    真正面から見る人が少なくなっちゃうと、
    「あれっ、でもそっち側があるから、僕らが言ってる事がエスプリが効いてたのに
    みんながそっちに行っちゃうと主流はあどっちだよ」みたいな
    普通のことが基本にないと。
■特注パジャマ、ハミガキの話
リリー:でもどっか斜めに見ること、横道から見ることが何かしら視点として
     面白いけど脆弱な部分がありますよね
     郷さんて、すごく真正面からものを見るじゃないですか
     こないだパジャマの話を聞いて。パジャマを買われてるホテルがあるらしい。
     いつもお気に入りでいらっしゃるので、1回に4~5枚まとめて買われるらしい
     定期的に買い換えてるらしいんですけど、毎日着るものなので
     破れないように(膝に)補強の布も当ててるって。
     HIROMIって刺繍も入れてるって。
     真面目すぎてパンクって言うんですけど(笑)
     本当に真面目な人が一番パンクだなって。
郷:いろいろ使ってみて、行き着くところに行き着いて。まとめて買うんですけど。
  自分でこの部分は弱いなとかあるので、補強を先にしてもらってるんです。
テリー:パジャマに弱いとことかあるんですか
郷:股の部分とか。少しほつれてくるので
テリー:そこが普通の人より大きいんじゃないの?(笑)

リリー:縫子さんも「誰の補強してんだろ」
テリー:HIROMIって刺繍が入ってバレる。今度それ俺にちょうだいよ
     それ着て街歩くから(笑)絶対ウケるよね
リリー:歯磨きの話を聞いて、真面目にするようになったんですけど、
    真面目なことを突き詰めていくと、ホントにすごいなって域に行っちゃう
テリー:歯磨きどうしてんの?
郷:3本ぐらい使い分けてるんです。歯を1本だけ磨く歯ブラシもあるんです
  たとえばスクレイパー、デンタルブラシとかいろんなことやってると
  1本1本磨き出してると10分ぐらいかかりますね
  朝、昼、ディナー前、寝る前。最低4回。今日みたいにテレビの収録が入ると
  また磨きに行くんで。

リリー:そんだけ磨いてると歯ブラシも最初から補強しといたほうがいいですね(笑) 
郷:マジで歯ブラシすごいですよ。いっぱいあります。
テリー:左手でやるの?
郷:僕は左手でやるんですよ。実は右利きなんですけど。
  6~7年前にお箸も歯磨きも全部左に変えたんです。体のバランスを取ろうと思って。
リリー:一番のロックンローラーは真面目を追求。
テリー:そうだよね。3日寝なかったとか酒飲み明かしたとか、
    それロックンローラーじゃないよね。歯1本1本の方がよっぽど(笑)
リリー:そして股間を補強してる(笑)

■小さな後悔を減らす人生とは
リリー:あれをしなきゃいけない、これをしなきゃいけない
    「あれがしたい」じゃなくて「しなきゃいけない」ことがどんどん増えていって。
    結局「テリーさんの絵描いてないな」とか
    自分に対して献身的にしてくれたのに、その人の思いを反故にしたとか
    自分が好きで前に進んでいるのに、後悔してることがどんどん増えていくと
    豊かな人生って何かなと思ったら、後悔が少ないことだと思うんですよ。
    身近な後悔を減らしていかなきゃなと思って。

    
テリー:モテるでしょ?ずるいよリリーさんは。今の時代のモテる要素をみんな持ってる
     星野源さんの匂い、ファッション、雰囲気が今の流行り。
     それの老いた感じがするんですよ
     俺なんかコメンテーターで、北朝鮮がどうだってずっと騒いでるだけ。
     それはダメなんですよ。
■素敵だと思う女性のタイプ、キスする方法
郷:中身がある人。話してて面白いとか、多角的にモノが見えるとか
  浮ついてないよなとか。
リリー:どんどん分かんなくなってきてますよね。完全に体調による(笑)
    体調のいい時は外面、悪い時は内面に行きますよね。
    一番最初に、キスしたことのない人にキスするタイミングがわからない
    なかなか照れくさくないですか
テリー:ひろみ先生
郷:なんで僕が先生なんですか(笑)考えたこともないですよ
リリー:自然に
郷:はい。気持ちがなかったらできないじゃないですか
  頭の中でああしよこうしよと思っても、なかなか思い通りにはね
テリー:やっぱりジャパーンですね

■102枚目の新曲「スキだから」/郷ひろみの存在意義
郷:もちろんキャリアを大切に、郷ひろみって部分も大切にしなきゃいけないんですけど
  そこだけにすがるのも嫌だなって感じ
  僕の意識なんですけど、誰よりも自分を変えて変えていきたい。
  変化の先に常に進化があって、
  逆に変化しないと進化を手に入れることはできないなって意識は
  いつも持ってるんですよね
テリー:郷ひろみって、自分の中ではどんな存在なの?
郷:ある時期天職っておもったんでしょうね
  もうお嫁サンバはいいじゃない?って時期があったんですよ
  2億4千万のジャパーンはもういいなって。自分を否定した時期があった。 
  歌謡曲はもういいな、もう少しカッコいい音楽がやりたいって。
  30代、40代になって、アメリカにもう1回勉強に行って。
  人生のいろんなことがありましたよね。結婚して離婚して再婚してまた離婚
  その中で気づいたんですけど、
  僕は、歌謡曲のど真ん中を行く男が郷ひろみなんだなって。

  かっこいい音楽はそういう人に任せよう
  エンターテインメント性の高い音楽、そうじゃないものもあるかもしれないけど
  これでいいんだ。吹っ切れたのが実は50歳代なんです。
  試行錯誤、紆余曲折があってそこへ行き着いた。すごく時間がかかった。
  ジャパーンも1.2.サンバも抵抗ないです。

 
    

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感想・まとめ BSプレミアム 郷ひろみという生き方 2016 
ボクらの時代 リリーフランキー×福山雅治×是枝裕和

2017.04.23

ボクらの時代 伊藤ふみお×佐藤隆太×塚本高史 KEMURI

■伊藤ふみおと塚本高史は10年ぶりの再会

伊藤:物販の、ケムリのTシャツとか売ってるところに行ったら
    佐藤隆太と塚本高史が2人で売っててくれたっていう
塚本:ああなんかやったかなあ
佐藤:やらしてもらったんだよね
伊藤:二人が「お釣りです」とか言って

塚本:ファンだったわけじゃん。こういう仕事をしてるからこそ
    こういうふうに近づけたわけで。どういう気持ちなんすか、それ?
佐藤:ははははは。今でもそうだよ。冷静なると、おかしなことやってんなと思いますね
    伊藤さんとこうやって話してると
伊藤:俺のほうが多分びっくりしたと思う。ケムリの初期の時に200人とか
    小さいライブハウスで、めちゃめちゃ元気のいいお客さんで、
    僕にアピールしてきて。ある日テレビつけたら
    「あれ?こいつケムリのライブによく来てた」それ佐藤くんだから
    すごいびっくりして。うちの家族に「この男がよくライブに来てたんだよ」(笑)
塚本:何年ぐらい前?
佐藤:大学生の頃だから、もう20年近く前。たぶん

■デビューのきっかけ

塚本:俺の芸歴と同じぐらいじゃん。14で入ったんで
伊藤:へ~14?14て、どんなだったの?
塚本:中2ですから。ずっとサッカーをやってたんですよ
    Jリーグ開幕して、カズが大好きで。中学卒業したらブラジルに留学しようと
    ずっと思ってたんですよ。親が見てたんでしょうね
    入学資金を貯めてるわけでもなく、明確なものを決めたわけでもない
    漠然とした「サッカー選手になるんだ、カズみたいになるんだ」言ってたから
    「アンタちょっと待ちなさいよ、難しい世界を目指すんだったらこういうのもあるよ」
    親が履歴書送ったの。それでトントン拍子に受かって1年もしないうちに
    ドラマが決まってデビューしたの
伊藤:今年でファーストアルバム出して20年。だから同期というか(笑)
    俺ファーストアルバム31とかの時だよ。同期というより先輩
塚本:第2話ぐらいから、僕がメインでフューチャーされる回があったの
    放送されると、俺街歩けないと思ってたから(笑)真剣に思ってた
佐藤:すごいね。逆にテレビの影響力て、何も変わんないと思ってたからね。
    連ドラ出たら「こんなに気づかれるの?」逆のパターンだったの俺
塚本:俺全然気づかれなかったの。あれ?と思ったね。目立つからあなた。
    ドラマ、何がデビュー?
佐藤:深夜ひとつあって、連続は池袋。
塚本:金髪でしょ。
佐藤:たしかに
塚本:俺もキャッツ(木更津キャッツアイ)の時
    金髪アフロで渋谷の交差点のあっちとこっちにわざと分かれて
佐藤:どれだけ知られてるのか見たいな
塚本:次の青になるまで渡りきれなかったですね
    モテたいとかありましたよ。
伊藤:ボーカルですから。それしかない

佐藤隆太と塚本高史は、自由が丘駅前で路上ライブやったことも

■伊藤ふみお、解散後俳優に挑戦

佐藤:解散して、やってましたよね
伊藤:さあどうしようかなって。俳優やってみませんかって言われて
    (2009年:真夏のオリオン)映画とか大好きだから
    ノーっていうの簡単だけどここで断ったら一生できないなと思って
    すんごい楽しかったです。芝居?(バンドと)全然違う
    初めての撮影ですごいびびったのは、人がとにかく多い。撮影現場に。
    あるタイミングでシーンとなって、みんながそれを見て
    それが誰であっても、そこに映る人が
    一番かっこいい場面を作ろうとするでしょ。大人が何十人も。
    受け止めてやるって、すごいなと思いますけどね
塚本:いい緊張感はある。うわ、俺どうしようじゃなくて、やってやろうって
佐藤:やればやるほど、カメラの前に立つ緊張感だとか、よーいスタートに慣れる
    ことかなと思ってやってきたけど。やればやるほど怖さも責任も出てくる。
    「木更津キャッツアイみてました」そういうの見て役者を志した人とも
    共演するようになって。怖さも出てくる
伊藤:佐藤やっぱり、教師役も多いし
塚本:要求される度合いは変わってきてるよね
佐藤:逆にビビるけどね。ちゃんとやんなきゃって
伊藤:そう言ってる人も役者でしょ。いっちょやってやろって。
    佐藤隆太の前に来ると「佐藤さん」じゃなくて「佐藤隆太だ」
    俺初めて甲本ヒロトさんに会った時「ヒロトだ」ポロっと出そうに(笑  


■最近注目している若手
佐藤:野球で考えると大谷翔平くん。いい子じゃないですか。直接会ったことないけど
   他には見向きもせずひたすら野球に取り組んで。あのままでいて欲しいね
塚本:おれ、稀勢の里だね(笑)
伊藤:大谷とキセか。後に何の話しよう。バンドね。
    最近一番びっくりしてんのはONE OK ROCK。すっげえの出てきたなと。
    我々の頃はワンマンでスタジアムってないから。それやってるし
    曲も歌詞もいい。血っていうのも感じたり。スゲエの出てきたなと

■解散

伊藤:ケムリは1回解散してるバンドで。その時はケムリって役割終わったなと。
    あんまりこういう話したことないんだけど、変な話だけど
    結局勘違いだったんだと今でも思ってるんだけど。
    その時は役割終わった、というか。すべてがそうで。その時は40超えてたから
    結構正しいジャッジだったんだなと思ったけど
    今考えると勘違いだなーってのがあるからね
塚本:やめたいと思ったことはない    
佐藤:ないね。向いてないなと思うことはあるけど。やめたいと思ったことはない
    才能が有るとかも思ってないし。

2017.03.05

ボクらの時代 勝村政信×池田成志×八嶋智人 蜷川幸雄さんの話

八嶋:勝村さん、異常に顔広いですよね
勝村:なんだろ..こんなに人見知りなのに
八嶋:いやいやだから、わかんないですよ。
勝村:さっきも一人だったろ?みんながメイクしてる時俺だけ。
   耐えられないんだよ俺。知らない人がたくさんいるのが(笑)
   だからお前を見てないもん
   なるしーは、昔から優しいのよ。ついついなるしーを見てしまうね。
池田:基本はこのまんまですよ。優しく。でもすごくケンカが強いとかさ、逸話が。
    だから、こいつキレさしたら怖いなっていうのはずっとあって(笑)
    俺は非暴力主義だからさ
八嶋:酔っ払ったら暴れますけど
池田:そう。酔っ払うと記憶がないので。自分では覚えてないわけ

勝村:ひどい目にあいましたよ、たくさん
池田:楽しい思い出じゃないか(笑)

■芝居を始めたきっかけ

勝村:高校出て就職しました。2年。
池田:実社会に2年出てたってすごいよ。お前ないだろ?
八嶋:1回もないです。
池田:厳しい実社会に出たことないな?
八嶋:うーん、僕バイトするとバイト長になって
池田:それは実社会じゃないから
八嶋:そっから正社員にならないかっていう、実社会の側からガチャって
池田:俺もそういうタイプ。どっちかっつったら。
    だからそこはあんま自慢しないほうがいいと思う。
    現実の世界を行った人は尊敬する。ある意味。    
勝村:部長が7メートルぐらい先に座ってんじゃん。
    そこを20年かかって進むんだと思ったら、やめなきゃダメだと思った。
池田:とりあえずやめたんだ。何かやるって決めるより先に。
八嶋:芝居の選択肢もまだなかった。
勝村:うん。体鍛えたかったのとにかく。相撲取りとかプロレスラーとか
    なれたらいいなって、こっそり思ってたりとか。
    当時のトレーニングセンターとか、ボディビルダーしかやってない
    肩から毛が生えちゃった人たちがたくさんいるんだ(笑)
    もうちょっと鍛えたかったんだけど。コーチが
    「勝村、ここんとこずっとお前の体を見てきたんだけど、筋肉の才能が有る。
     お前は肩幅も広いし筋肉もつきやすい。真剣にボディビルダーにならないか」
    言われて、次の日やめたの(笑)
八嶋:鍛えたかったんでしょ?
勝村:そこには行きたくなかったの。その流れで、ぴあとかあったじゃん。
    それ読んでる時に芝居とかあって、体鍛えられるみたいなこと書いてあったの
    そういう匂いのする仕事なのかなあって。
池田:それで蜷川さんのスタジオに行って、入って

勝村:八嶋は?
八嶋:単純に、小劇場が流行ってたからです。でも何のノウハウもない
    でも思春期。モテたい。よし、小劇場だ
池田:感覚がヤクザだよ(笑)モテないでしょそんな演劇とか
八嶋:関西だったからかな、人前に出ることがカッコイイってのはありましたよ。
池田:俺はもっと純粋というか
八嶋:俺たちが不純みたいじゃない
池田:不純じゃん
八嶋:純粋にそう思ったの
池田:高校の時、映画監督になりたいなと思ったの。中途半端で恥ずかしい時期。
    当時、日本映画が不景気でさ、松竹も東映も東宝も
    助監督の募集してませんって。これはおいそれと監督とかにはなれないと。
    短絡的に思っちゃったの。つかさんのお芝居を見に行って
    4人しか出てなくて、しかもセットないじゃん。どこでもできるなと思った。
    外でもいいし、ちっちゃなとこでもいい。脚本書いてやればいいと
    大学入った次の日に演劇部入った。演劇研究会の門叩いた時
    「ここ名前書いて。何がしたいの」「脚本書きたいと思って」
    フンって笑われてさ、うちのサークルは3ヶ月は役者してもらうからって
    次の日からテント泊って仕込みとかしてたな。

■蜷川幸雄さんの話
  
池田:蜷川さんとこ辞めて、第三舞台に入ったって形なの?
    ちょっとは裏切ってる気持ちがあるわけ?

勝村:うん。最初、客演って話だったの。そしたら鴻上さんが
    「このままやめられたらお前にエネルギーを注いだ分、俺には耐えられないから
    ウチ来い」で蜷川さんに相談したら「俺はお前も鴻上も許さない」怒って
    7年ぐらい口も聞かない目も合わさない時期があって。
    普通に芝居見に行くじゃない。俺見た瞬間いなくなるからね。
    俺憎まれてんだ、役も与えられたことないのよ。蜷川さんとこでは。
    たまたまパルコで宮本亜門さんと一緒にやってるとき
    突然見に来て楽屋来て「久しぶりにやるか」みたいなこと言われて。

池田:どんな感じだったの?嬉しいの?
勝村:嬉しいですよ
池田:どういうことで、やろうって言ったんだろうね
勝村:全くわかんない

勝村政信と池田成志は鈴木慶一のサッカーチーム。大会で優勝したが
なるしーが喜びすぎてトロフィーが粉砕し、途中から「すんませんでした!」
なるしーは2010年、公演中に右アキレス腱断裂。
断裂の1週前に古田新太とカラオケへ行って
KARAで腰振り過ぎたのが原因じゃないかと言ってた

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