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2010.07.11

The Songwritters 桜井和寿×佐野元春 第2夜

佐野 ポップソングは時代の表現であり、時代を越えたポエトリー。

 

今回は桜井さんがネタ帳持参。

 

桜井 とにかく書き殴り。もやもやをすごく大事にしてるので。

 

字がきたないってことは、感情の先走り、ほとばしる感情。

 

桜井 メロディがなく、アイディアだけを書きとめておくのがひとつ。ネタ帳的な役割もするし、コンピューターに打つまでは、できるだけこうやって字で書きたいと思っていて。間違ってもアイディアを残しておける。パソコンとかだと訂正して、消えてなくなっちゃうんだけど、(手書きで)残しておいたものが、後々すごく大事な役割をすることがあるので。あとは、自分の感情のもやもやを、文字ごと気分ごとメモしておけるのがいい。

 

佐野 貴重なものを見せてくれてありがとう。これまで、桜井さんはたくさんの曲を書いてきたのだけど、ソングライターとして、これまで、いちばん、やったな、と手ごたえを感じた曲は、なんですか?

 

桜井 「しるし」いくつかラブソングを書いてきたんですけど、別れの歌なのか、恋愛がうまく行ってる関係を描いたものなのか、どちらともとれる歌にしたいと思って作り始めたんですね。それがすごくうまくいったんですね。共に生きれない日が来たって”どうせ”愛してしまうんだ。の”どうせ”が自己満足なんですけど、うまく言えた。

 

佐野 微妙な表現は、観察眼がないと書けないけれど、日ごろから、人を見るのが好きですか?

 

桜井 好きですし、言葉以上に、相手が無意識にやってることに、ものすごく怖さを感じますね。一緒に食事して話してても、ふとした時に視線を外すとかされると、ああつまんないのかな、とか、自分でも気付かないぐらい退屈な思いをしてるんだろうな、とか、無意識の動作に意味を持たせて表現することが多い。

ここで、ベルリン・天使の詩を使ったワークショップ。

学生たちが悲劇的なワンシーンを見て、思いついたフレーズを書いてゆくんですね。
モノクロの箱の中で1日が終わろうとしている、とか、夕飯はシチューにしよう、とか。
元春さんが学生の作品を朗読すると、すぐそれに曲付けてほしいと思ってしまう。

 

桜井さんがピックアップしたもの、ごめん、野村万斎の「にほんごであそぼ」を連想してしまった。どっどど どどうど・・・ってやつです。全く別物の世界なんですが。

 

サウンドが聴こえる映像。親近感を感じる「CRY」

 

桜井作↓

 

スパークする感情のマイナス

 

掃除機みたいな轟きでもうかたっぽを吸い寄せてゆく

 

静かな光を放ちながら

 

学生からの質問:歌詞を書くとき、特別にしていることがあったら教えてください。

 

桜井 五感を使うことを大事に生活しているつもり。五感を使った方が、リアルに、臨場感を持って伝わるから。パン屋さんのことを書こうと思ったら、いいにおいが伝わってくるような、そんな詞を書きたいと思います。

 

タイトルはどういうタイミングで思いつくのか

 

桜井 作品を評価される前に、タイトルだけ、雑誌やテレビで目にされることが多いと思うので、その時にイメージしやすいもの、インパクトがあるものを選ぶことがあります。できるだけ、サビ頭、名もなき詩だったら、「あるがままの心で」というのをタイトルにするのは絶対に避けよう、と。

 

第3者のために音楽を作ってるのではないけれど、人が誰しも抱えてる問題を共有することで、救われたり励まされたりすることはあるんじゃないかな。自分自身を開放することで、誰かと繋がり、プラスに作用するのではないかな。

 

↑最後に語った言葉は自分の中で栞にしておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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