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徹子の部屋 佐藤愛子 戦いすんで日が暮れて 借金の話 

せっかちですからね
なんでもたったったったとやる。だからよく転ぶんですよ。骨だけは丈夫。

 

めでたくないんですよ
目は見えなくなってるし、歯も1本悪い
世の中と強調して生きていけないってのありますね。
インターネット系のこと全然わからない。
なぜ売れるのかもよくわからない。代わりに怒ってくれてるというか。

 

徹子:すごいんですよ36年前って。57歳でおいでになられた
佐藤:そうですかね(1981年出演時の放送を見ながら)税金取られるから働かないなんて浅はかなこと言ってますね。この年になればね、それだけ収入あれば持って行って頂きましょうという気持ちになるんですよ。どっちにしたって後まもなく死ぬんだから。だからどんどん税金差し上げましょう。
徹子:あたしびっくりしちゃうの。年賀状お作りになるでしょ。みなさんびっくりなさいますよ。(孫と体操服姿で撮った写真)おみ足が綺麗なのね
佐藤:人に見せるというより自分で楽しむ
徹子:お声が大きくていらっしゃるので、元気だと伝わる
佐藤:元気だと思われちゃうんです。だからなるべくいろんなマスコミでの依頼もね。体が疲れますのでお断りしたいんですけど。声が大きいと「ちょっと体調が悪くて」というわけにいかないんで。初めにちょっと弱々しい声で「もしもし佐藤ですけど」(笑)押し問答してるうちにだんだん大声になっちゃう(笑)「だからダメなんですよ!!」て感じに今日を最後に、明日からはもう引きこもると。引退です
徹子:ご飯なんかもご自分でお作りになる?
佐藤:娘とは二世帯住宅で、2階に娘、下はアタクシ一人なんですよ。生活のリズムが全然違いますからね。食事にしろなんにしろ。全く別々の日常になってますから
徹子:大体どんなもの召し上がるんですか
佐藤:粗末なもんですよ。上等の料理は作れないけど、お惣菜は割とよくつくる
徹子:お野菜の煮たのとか
佐藤:そう。書斎で書いてると作るのがレクリエーションになる。たくさん作らないと美味しくないから。そして2階の娘の所へ。2階まで持っていくのがめんどくさいから階段の途中に置くんです。そしたら向こうもそれを見ておりてくるから、なくなってるとああ食べたんだなと。
徹子:ベッドと机が近いところにあるんですね。いい考えだなと
佐藤:必要に駆られましてね。眠ってからちょっといいの思いついたりね、さっき書いたの、あれまずいから、そういう時に起きてすぐできるように一緒にしたんですけどね。別々だと面倒だからすぐ寝ちゃうんです
徹子:わかります。やめようと思うとすぐやめられる
佐藤:そうです
徹子:ペンでお書きになってるんですか
佐藤:そうです。ワープロとか見たこともないし、したくない。私やっぱりあんまり頭良くないんだと思いますけどね。ワープロでやる人は頭ん中に文章が出来てるんだと思うんです。私は書かないと次の言葉が出てこない。書くことによって次の言葉を引き出す感じなもんですから。
徹子:でも自筆でお書きになる時、ホントかどうか、3回お書きになるとか
佐藤:最初は雑に書くんですよ。それから清書しながら雑に書いたものをちゃんと文章に書く。最後に渡すでしょ、そうするとやっぱり丁寧に書く。結局3回。しつこいんですよ。だから流行作家にはなれないですね。

徹子:ご主人がものすごい借財、借金を
佐藤:会社潰れましたからね
徹子:そうですってね。その時体を揉んでくれた人が言ってくれた言葉があったんですって?
佐藤:会社潰れて、2億からの倒産額だと。さすがのあたしもご飯を喉に通らないみたいになりましてね。ちょうどその日、小学校の同窓会に行く事になってたんですけど、とてもそんな元気がないから、整体の先生のところに行ったんです。あたしの背中をずっと見るなり「佐藤さんどうしたんですか、いつものあなたの体と違う。何があったんですか」と言われて実はかくかくしかじかだと、今日は同窓会に行くつもりだったけど先生のところに来ちゃったんです、と言ったら「佐藤さん、これから同窓会に行きなさい。大変な事が起きた時、そこから逃げようとするともっと苦しくなる。正面から受け入れて。逃げないでやったほうが楽なんですよ」 楽なんですよと言われたら、楽になりたいという一心で 同窓会に行ったんです。行ったら「夫の会社が倒産したのに同窓会に来るんだ」と言われまして。普通の人はノコノコ来ないんだと。来られたことが力になりまして。
徹子:それで書いたのが直木賞おとりになった「戦いすんで日が暮れて」
佐藤:それで旦那は逃げちゃって、どこにいるかわからない。夫はいないというと奥さんがなんとかせいと。めんどくさいというよりわけがわからない。肩代わりのハンコ押せって。それで押しちゃったわけですね。10年かかって払いました。あたしが払ったのは3千万ぐらいに利息入れて。昭和42~3年ぐらいの話。今はマイナスでもプラスになるチャンスってあるんですよね。あたしが40~50代の頃って、エロ電話が多かったんですよ。ばあさんになるとエロ電話もかからない(笑)

「晩鐘」は作家生活の総ざらえ。売れてくれれば嬉しい。
それを書き終えて空っぽになったんですよ。
書きたいものが何もないし、どんどんうつ病みたいになって。
起きてもすることが何もない。寝てても起きててもどっちでもいいって生活に。
起きる必要のない生活っていうのはね、一人ではね。
このままではダメだって時に女性セブンから話が来て
「何がめでたい」を。
こういう時は心理学者が分析してもダメです(笑)
じっとするしかない。虫になったような気分ですよ。
気乗りはしなかったけど、書くことだけはあたしに残された唯一の生きがい。

徹子:それで50万部売れたと
佐藤:あれが売れるなんて日本はお終い。特に怒ってる感じではないです自分では。


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